遺産相続の解決事例
- 遺産分割
相続人の一人が財産を管理していた事案で、預貯金の流れを整理して解決した事例
この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
相談者は、相続開始後、被相続人の預貯金や生活費の管理を主にしていた相続人が一人いたため、「実際にどの財産が残っているのか分からない」「生前に多額の出金があるが、何に使われたのか説明がない」と不信感を抱いていました。
財産の全体像が見えないままでは遺産分割の話合いを進めることができず、親族間の関係も悪化していました。
解決への流れ
ご依頼後、まず金融機関資料や過去の取引履歴を可能な限り収集し、相続財産の内容と流れを整理しました。
生前出金が問題となる場合には、すべてが直ちに不正といえるわけではなく、医療費、生活費、介護費用など正当な支出との区別が必要です。そこで、出金時期や金額、使途説明の有無を踏まえて丁寧に分析しました。
その結果、相続財産に含めて調整すべき部分と、そうでない部分を切り分けることができ、相手方との交渉でも一定の共通認識が形成されました。最終的には、預貯金の残高と調整対象部分を踏まえて遺産分割が成立しました。
舛本 行広 弁護士からのコメント
相続では、「何が残っているのか分からない」ということ自体が大きな紛争の種になります。
特定の相続人が生前から財産管理をしていた場合には、感情的な疑念だけで争うのではなく、資料に基づいて財産の流れを整理することが重要です。見える化ができるだけで、話合いが進むことは少なくありません。
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