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離婚・男女問題の「トラブル体験談」- case 01

DVを繰り返す夫から自由に
2人の子どもの親権と養育費を勝ち取ったAさんの体験談

主な争点
DV、親権、養育費、面会交流
解決手段
調停離婚
  • Aさん(30代女性 / パート・アルバイト)
  • 30代 / 会社員
  • 子ども2人 (8歳、10歳)
  • 婚姻期間11年間

離婚を決意した理由

夫のDVに悩まされていたAさん

結婚11年目のAさんは、パートで働きながら8歳と10歳の子どもを育てる母親でした。

会社勤めをしている夫は、家事や育児に協力しないだけでなく、Aさんが夫の両親から嫌がらせを受けているのを知っていながら見て見ぬふりをする、休みの日には一人で遊びに行ってしまう、など家庭内のことを顧みない面がありました。

それに加えて暴力的なところもあり、気に入らないことがあると、しばしば子どもの前でも暴言を吐いたり、家の中のものを壊したり、Aさんに物を投げつけたりしました。そんな夫との生活に、日頃からAさんは強いストレスを感じていました。

ある日、Aさんは夫が投げた調理器具によって大怪我をしてしまいます。
ずっと夫の暴力を我慢してきたAさんでしたが、「このままの生活は続けられない」と、「配偶者暴力相談支援センター」に電話をかけました。

支援センターには、「夫の暴力は治るのか」「どうしたら現状を改善できるのか」を相談しました。支援センターの担当者は親身になって話を聞いてくれ、ひとり親のためのサポート団体やDV被害のメンタルケアの専門家、食事や生活費の支援を受ける方法などを紹介してくれました。

その後、警察にも相談して一時的に実家に避難したAさんでしたが、実家には夫がすぐに押しかけてきてしまいました。携帯電話には、夫からの電話やメールが途切れることなく着信するようになり、この状況を危険と判断した支援センターのサポートを受け、Aさんは子どもを連れて実家から遠い場所に居宅を移しました。

弁護士に依頼したキッカケ

法テラスの民事法律扶助制度を知り、弁護士への依頼を決意

Aさんは「夫と離婚をしたい」と思う反面、自分だけの力で暴力的な夫と安全に別れられるかが心配でした。とはいえ、シングルマザーとして子育てをしていくことを考えると、弁護士など専門家への依頼は費用面で不安がありました。
そんな折、支援センターの担当者に、無料で弁護士に相談できる「法テラス」の制度を教えてもらいます。

法テラスの無料法律相談では、直接連絡をとらない・危険と感じたら警察を呼ぶ、など夫から身を守るための方法や、どのように離婚を進めるべきかについてのアドバイスをもらいました。この際、法テラスの制度で弁護士費用も立て替えてもらえることを知ったAさんは、法テラス経由で弁護士に離婚のサポートを依頼することを決めました。

弁護士のサポートを得て、解決へ

弁護士が交渉を代行し、子育てに有利な条件での決着を目指す

支援センターの担当者や警察の意見もあり、夫側との交渉は弁護士に代行してもらい、離婚調停を進めることになりました。
Aさんが弁護士に伝えた主な希望は4つ。

  • 2人の子どもの親権はAさんが持つこと
  • 夫と子どもの面会交流は、子どもの合意がない限り行わないこと
  • 財産分与は行わないこと (住宅ローンがあったため、分与結果がマイナスになる可能性が高かった)
  • 子どもを育てていくため、養育費・年金分割・学費はできるだけ多くもらいたい

夫は、自分の方が収入が多いことや、育児に両親の手助けを得られることを理由に、自分が子どもの親権を持つべきだと主張。また、住宅ローンがあることを理由に、養育費も算定表通りには払えないと言ってきました。

Aさんの担当についた弁護士はまだ若い方でしたが、Aさんが理解・納得できるよう丁寧に話を進めてくれました。当日までに決めておくべき課題については、予め妥協できる条件をAさんから弁護士に伝え、意見をもらい調整するようにしました。また、必要な書類は、弁護士に作成してもらうようにしました。

Aさんが体調を崩したため、親権と別居中の婚姻費用 (Aさんと子どもの生活費) の金額を決定して、調停は一度取下げとなります。
再度申し立てた調停では、家事事件の経験が深いベテランの弁護士が担当となりました。
夫は「面会交流は対面でしたい」となかなか譲ろうとしませんでしたが、夫の暴力的な面を見てきたAさんは、その希望を受け入れることはできませんでした。弁護士は、双方が譲歩できる提案を適宜提示しつつ、できるだけAさんの希望が通るよう手際良く調停を進めてくれました。

弁護士に依頼した結果

Aさん
  • 調停離婚の成立
  • 別居中の婚姻費用の獲得
  • 2人の子どもの親権の獲得
  • 子どもの意思を尊重した段階的な面会交流の取り決め
  • 希望額の養育費の獲得
  • 慰謝料の代わりに、将来的な子どもの進学費用の獲得
かかった時間3年間(中断期間含む)
かかったお金約25万円

一人で子供を育てるためには、多くのお金がかかります。
そのため弁護士費用を支払えるか不安でしたが、法テラスの制度で、どんな人でも弁護士にお願いできるということを知りました。その他にも今回の件では、「配偶者暴力相談支援センター」が、私達家族のような弱者を助けてくれ、色々支援してくれるという事も知りました。

たくさんの人から力や知恵を借りることで、暴力に耐えて暮らすのでなく、安全で安心できる普通の生活を送ることができるようになります。私と同じような悩みを持っている人にも、勇気をもって行動を起こすことで、色々な可能性が広がるということを知ってもらえれば嬉しいです。

Aさんの弁護士活用ポイント

暴力的な夫と安全に離婚するため、
弁護士に交渉を代行してもらった

DVやモラルハラスメントが原因で離婚をする場合には、安全のため、配偶者との交渉を特に慎重に進める必要があります。Aさんのように弁護士に交渉を代行してもらえば、配偶者との接触の危険を最小限にできるので、比較的安全に調停を進めることができます。 
また法律の専門家である弁護士が交渉することで、相手に臆せず臨機応変な対応ができることもメリットです。Aさんのケースでは、元夫が希望額からの養育費減額を主張した際に「どんな収入の人でも払えるだろう額を設定しているのが算定表である」と説得し、有利な方向に交渉を進めることができました。

法テラスの民事法律扶助制度で、
弁護士費用の不安を解消した

法テラスには「民事法律扶助制度」があり、相談者の収入や紛争の経緯などが一定の条件を満たしていれば、無料で弁護士に法律相談をすることができます。また、弁護士に依頼する際の費用を立て替える制度などもあるので、経済的に余裕がない方でも専門家のサポートを受けることが可能です。
法テラスの民事法律扶助制度を利用できる弁護士は、弁護士ドットコム内の弁護士検索から「法テラス利用可」で絞り込んで探すことができます。

弁護士の交渉により、
段階的な面会交流を取り決めることができた

Aさんの元夫は子どもとの直接面会を強く希望しましたが、DVを経験していたAさんはその希望を受け入れることができませんでした。
初回の調停での交渉は難航。2度目に申し立てた調停では、子どもが成長したことも考慮され「メールから交流を始め子供が会いたがるまでは直接交流はしない」というAさん側の案で決着しました。その際、担当の弁護士が双方が譲歩できるであろう案を複数提示してくれたり、相手方の弁護士と事前に調整するなどしてくれたので、比較的時間をかけずに調停を進めることができました。

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まずは気軽に法律相談をお願いしてみましょう。あなたの抱えている問題に対して法律観点での判断や、とれるアクションの選択肢、費用・期間の見通しなどをアドバイスしてもらえます。
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