失敗しない弁護士の選び方。200人のアンケートで判明。得意分野、費用、相性。

弁護士の選び方ガイド 200人に聞いた失敗しない弁護士探し

弁護士に相談したいけれど「どうやって選べばいいの?」とお困りではありませんか。この記事では、弁護士と相談者あわせて200人に実施したアンケートの結果をもとに、納得のいく弁護士選びのコツをわかりやすくまとめました。得意分野の見極め方や費用の考え方、「相性」のチェックポイントなど、自分にぴったりの弁護士を見つけるための具体的な方法をご紹介します。

この記事でわかること

  • 弁護士選びで重視すべき実績・専門性・相性の見極め方
  • 自分に合う弁護士を効率よく探すための具体的なチェック項目
  • 納得できる解決への第一歩となる「無料相談」の賢い活用法

【弁護士・相談者】200人アンケートから見えた弁護士探しで重視すべき点

弁護士選びで重視すべき点。弁護士が考える1位は実績・経験、2位は専門性・注力分野、3位は人柄・相性、4位は費用。相談者が実際に重視した1位は人柄・相性、2位は実績・経験、3位は専門性・注力分野、4位は費用。

弁護士ドットコムでは、弁護士100名と、弁護士に相談した経験がある人(相談者)100名に「弁護士選びで重視すべき点」についてアンケートを実施しました。

弁護士には「相談者が弁護士を選ぶ際、何を重視した方がよいか」、相談者には「弁護士を探したとき何を重視して選んだか」を尋ねました。

その結果、弁護士の1位は実績・経験、2位は専門性・注力分野、3位は人柄・相性、4位は費用でした。相談者の1位は人柄・相性、2位は実績・経験、3位は専門性・注力分野、4位は費用でした。

一般的に懸念されがちな「費用」は、4位でした。もちろん多くの相談者が「費用」を気にします。しかし、いざ弁護士を選ぶ際には、費用よりも「安心して任せられるか(人柄)」や「確実に解決してくれるか(実績・専門性)」が上回った結果となったのです。

弁護士選びは、単なるコスト比較ではなく、信頼できるパートナー探しであることが分かります。

相談前後で「弁護士費用」に対する意識が変化

また、相談前と相談後で重視するポイントが変化することもわかりました。

相談前には「高額な費用」に対する不安から費用を気にする人が多いものの、実際に相談を経験した方は「費用」が最重視ポイントではなくなる傾向があります。

相談を通じて弁護士から具体的な解決方針や費用の説明を受けることで、費用の妥当性や費用対効果が判断できるようになるためです。

実際に相談者からは、「最初は費用が心配でしたが、相談してみると自分の問題を解決するために必要な投資だと納得できました」といった声も上がっています。

実際に相談した方の声。「最初は費用が心配でしたが、相談してみると自分の問題を解決するために必要な投資だと納得できました」

自分に合う「良い弁護士」を選ぶためのチェックポイント

ここからは、弁護士選びで失敗しないための重要なチェックポイントについて、アンケート上位の項目を中心に、具体的な確認方法を見ていきましょう。

(1)相談したい分野の専門性と経験を確認する

弁護士を利用する最大の目的は、抱えているトラブルを解決すること。そのため、「この弁護士なら解決してくれそうか」という視点は非常に重要になります。

なぜ専門性と経験が重要なのか

医師に内科や外科などの専門分野があるように、弁護士にも離婚問題、相続問題、刑事事件など注力分野があります。

経験豊富な弁護士に依頼するメリットは以下の通りです。

  • 効果的な解決策:似たようなケースを解決してきた経験があるからこそ、状況に合わせて一番良い方法をアドバイスしてもらえる
  • 時間と費用の節約:ポイントを押さえた素早い調査や対応ができるので、余計な手間や費用をかけずに済みます
  • 正確な見通し:これまでの実績をもとに「これからどうなるか」を具体的に教えてもらえます

実際に専門性や実績で弁護士を選んだ経験者からは、「裁判での代理人を依頼するときは、たとえ県外でも、得意としている弁護士を選ぶ方が絶対に良い」といった切実な声も寄せられました。

実際に相談した方の声。「裁判での代理人を依頼するときは、たとえ県外でも、得意としている弁護士を選ぶ方が絶対に良い」

弁護士の専門性と経験はどう確認する?

弁護士の専門性と経験の確認方法。取扱分野や注力分野、自己紹介文や挨拶文、所属・活動等、過去の解決事例、相談や依頼をした方からの評価を確認する。

事務所のホームページやポータルサイトには、多くの場合、その弁護士が「力を入れている分野」や「分野の経験や実績」などが書かれています。特に以下のような項目をチェックしてみると良いでしょう。

また、初回相談の場で、直接「この分野の案件を年間どのくらい扱っていますか」「私と似たケースのご経験はありますか」と聞いてみるのもおすすめです。

弁護士の専門性と経験の確認項目
項目 確認できる内容の例
取扱分野や注力分野 相談したい分野を取り扱っているか?
相談したい分野に注力しているか?
自己紹介文や挨拶文 弁護士の人柄や仕事への熱量
大切にしている信念など
所属・活動等 弁護士会での委員会活動
特別な資格・判例・論文・著書の有無など
過去の解決事例 事件処理能力や経験
依頼した場合の費用感
解決のロードマップ
相談や依頼をした方からの口コミ 過去の取り扱い案件
相談者から見た弁護士の人柄や仕事ぶり

弁護士ドットコムならこう探せる

弁護士ドットコムの検索機能。注力分野と希望地域で絞り込み、プロフィールで経歴や人柄を確認し、解決事例で過去の対応実績をチェックし、感謝の声で依頼者側からの評価を把握する。

弁護士ドットコムの弁護士検索では、専門性や実績を効率よく見極められる機能や情報がそろっています。

  • 注力分野の絞り込み:注力分野 × 希望地域でターゲットを絞り込めます
  • 経歴と人柄の確認:プロフィールを通じて弁護士のバックグラウンドを把握できます
  • 過去の実績チェック:解決事例を見ることで、どのようなアプローチをとるか確認できます
  • 依頼者側の評価把握:実際に寄せられた感謝の声で、対応への満足度を知ることができます

これらの情報を横断的に見ることで、経歴だけでは分からない人柄や専門分野への姿勢、実際の評価まで含めて比較検討できます。

まずは注力分野で候補を絞り込み、プロフィールの自己紹介や解決事例、感謝の声に目を通すことで、自分に合う弁護士かどうかの判断材料がより具体的に得られるでしょう。

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弁護士・相談者からのアドバイス

アンケートでも弁護士・相談者の双方から「専門分野や得意分野」の見極めの重要性について、多くの声が寄せられました。

弁護士からは「専門性を確認した後、話してみて信頼できるかを見極めましょう」「ホームページに載せている分野は特に力を入れていることが多い」と言った声がありました。

また、相談者からは「得意分野と実績が重要。『すべて得意』と謳っている事務所は、おすすめしません」「弁護士の得意分野で探すべき」といった意見がありました。

弁護士からのアドバイス。「専門性を確認した後、話してみて信頼できるかを見極めましょう」「ホームページに載せている分野は特に力を入れていることが多い」
相談者からのアドバイス。「得意分野と実績が重要。『すべて得意』と謳っている事務所は、おすすめしません」「弁護士の得意分野で探すべき」

(2)自分の希望条件に合うかを確認

専門性や経験と並んで重要なのが、自分の希望条件に合う弁護士かどうかです。

最低限、事務所の立地や営業時間、初回相談料、料金が明確かどうかなどは確認するようにしましょう。

また、法テラスの利用を検討している場合は、「法テラス利用可能かどうか」も、必ず事前に確認しましょう。

弁護士選びの希望条件の確認項目
項目 内容
事務所の立地
  • 無理なく通える範囲かどうか
  • 駐車場の有無
営業時間・営業日
  • 平日の営業時間や休業日
  • 土日祝日対応の可否
初回相談料
  • 無料か有料か
  • (有料の場合)相談料
料金の明確性
  • HPなどの料金表の有無
  • 見積もりの分かりやすさ
  • ※ただし、相談前の段階では「他の弁護士に比べて極端に費用が高すぎないか」程度を確認しておけば十分。
支払い方法
  • 支払い方法(クレジットカードの利用可否など)
  • 支払いタイミング
  • 分割払いの可否など
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弁護士・相談者からのアドバイス

希望条件をチェックする際のポイントとして、弁護士からは「相談料や依頼後の料金体系などが明朗かどうか」を確認すべき、との声が寄せられました。

他にも「アクセスの良さと料金体系のわかりやすさで選定するのがおすすめです」「法テラスの利用条件を満たしているかは、事前に確認しておきましょう」といった意見がありました。

あわせて、実際の相談者からは、「証拠や相談内容は事前にまとめ、希望する結果を整理しておくと、必要な費用の目安も聞きやすくなります」 といった相談時に意識しておきたい具体的なアドバイスも寄せられています。

弁護士・相談者からのアドバイス。弁護士の視点では、相談料や依頼後の料金体系が明朗かを確認する。相談者の視点では、証拠や相談内容を事前にまとめ、希望する結果を整理しておくと、必要な費用の目安も聞きやすくなる。

(3)自分との相性を確認

弁護士との「相性」も見落とせないポイントです。

弁護士との関係は、依頼内容によっては、長期間の付き合いになることもあり、さらには、家族関係やお金など、デリケートな話題を共有する場面もあります。そのため、信頼でき、安心して相談できる弁護士を選ぶことがとても重要です。

相性を見極める3つのステップで、しっかりとチェックしましょう。

  • 自己紹介文をじっくり読む
  • 相談者の口コミを読む
  • 初回無料相談などで実際に話してみる
自分に合う弁護士を見つける3つのステップ。1 自己紹介文をじっくり読む、2 相談者の口コミを読む、3 初回無料相談などで実際に話し、説明のわかりやすさ、連絡のスムーズさ、話を聞く姿勢を確認する。

弁護士・相談者からのアドバイス

自分との相性をチェックする際のポイントについてです。

弁護士からは「話しやすいかどうかは重要」「フィーリングが合う弁護士かどうか」「弁護士プロフィールには、人となりがでている」といったアドバイスが寄せられています。

相談者からは「自分の性格に合う方に依頼する」「話をきちんと聞いてくれて自分の主張を理解してくれるか」「親身になってくれるか」といったポイントが挙げられました。

弁護士からのアドバイス。「事件が解決するまで、弁護士とは何度も打ち合わせをします。話しやすいかどうかは重要です」「フィーリングが合うかを確認しましょう」
相談者からのアドバイス。「自分の性格に合う方に依頼するのがおすすめです」「話をきちんと聞いてくれて自分の主張を理解してくれるかが大事です」

(4)過去の懲戒処分歴を調べる

弁護士の懲戒処分歴は、各地の弁護士会や日本弁護士連合会のホームページで公開されており、誰でも確認することができます。相談先の候補を絞り込んだら、一度調べてみましょう。

ただし、懲戒歴がある弁護士への依頼は、必ず避けるべき、ということではありません。懲戒の理由や内容はさまざまなので、これらを確認した上で、相談、そして依頼をするかどうかを検討するとよいでしょう。

「初回無料相談」で自分に合う弁護士を探そう

弁護士選びの段階で、複数の弁護士に相談することは、決して失礼なことではありません。

初回無料相談を活用すれば、弁護士の解決方針や費用感、相性などを比較できます。最終的に「この人なら信頼して任せられる」と思える弁護士を選びましょう。

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「そもそも自分の悩みが法律問題なのか分からない」「相談だけで終わってもいいの?」と不安に感じる方もいるかもしれません。

弁護士は、法的に解決できる問題かどうかの判断も含めて相談に応じてくれます

相談した結果、「弁護士に依頼する必要はなさそう」となることもありますし、それでも全く問題ありません。早い段階で専門家の意見を聞くことで、問題が大きくなる前に適切な対処ができることもあります。

「困りごと」や「不安」があれば、まずは無料相談などを利用して弁護士の意見を聞いてみましょう。

弁護士ドットコムで「最適な弁護士」を見つけるには?

弁護士ドットコムの「弁護士検索」なら、あなたの悩みや希望条件に合った弁護士を3ステップでスムーズに探せます。

分野ごとの専門性や相談対応のスタイル、料金の目安なども比較できるため、はじめての方でも安心して選べます。

ステップ1 地域・分野を絞り込んで検索

まずは、相談したい分野と地域を指定します。
希望する「地域」と、相談したい「ジャンル(離婚・相続など)」を指定するだけ。地元の事情にも詳しく、そのトラブル解決に強い弁護士が一覧で表示されます。

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ステップ2 解決事例・人柄・利用者の声を確認

弁護士の「解決事例」や「利用者の口コミ」を見てみましょう。過去にどんな問題を解決したか、話しやすい人柄かなどを事前に確認でき、ミスマッチを防げます。

ステップ3 無料相談の申し込み・一括見積もりを活用

気になる弁護士がいれば、Webや電話ですぐに相談予約が可能です。

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費用が心配な場合は「一括見積もり」がおすすめ。複数の提案を比較して、納得のいく弁護士を選べます。

無料相談申し込み後の流れ

相談当日に依頼するかどうかを決める必要はありません。弁護士のアドバイスや提示された費用などを踏まえてゆっくり検討できます。安心してご相談ください。

無料相談申し込み後の流れ。1 日程調整をしてWeb・電話で予約、2 弁護士に相談、3 解決策と見積もりの提示、4 依頼するか判断、5 依頼する場合は正式な委任契約、依頼しない場合は相談のみで終了。

よくある質問

そもそも弁護士に相談するべきことか分かりません。

法律問題かどうかの判断がつかない段階でも、弁護士に相談することをおすすめします。弁護士は、あなたの悩みが法律問題に該当するかの判断も含めて相談に応じてくれます。

弁護士に相談したら、必ず依頼しなければいけませんか?

相談したからといって必ず依頼する必要はありません。

弁護士への相談は、専門家の意見を聞いて今後の対応を検討するためのものです。相談だけで終わっても全く問題ありませんし、複数の弁護士に相談してから依頼先を決めることも一般的です

無料相談だけを利用することはできますか?

無料相談だけでも全く問題ありません。無料相談は、弁護士の人柄や解決方針、費用感を確認するための機会として活用できます。

夜間や休日の相談に対応している弁護士はいますか?

案件によっては、夜間や休日の相談を実施する弁護士もいるため、事前に事務所に確認することをお勧めします。

弁護士ドットコムでは、「土日祝日対応可」「夜間相談可」などの条件で絞り込んで検索することができます。

相談内容が、相手に知られることはありますか?

弁護士には守秘義務があり、違反した場合、懲戒処分や刑事罰が科されます。相談内容が相手方などの第三者に漏れることはありません。安心して相談してください。

記事監修弁護士

舩橋恵子弁護士弁護士

舩橋・速見法律事務所

京都大学法学部を卒業後、京都市役所に約9年間勤務。その後2001年に弁護士登録し、2012年に現在の事務所を開設した。京都家庭裁判所園部支部の家事調停委員や、法テラス京都地方事務所副所長、滋賀医科大学監事など様々な公職も歴任。事案対応においては「聴く力」を重視し、依頼者の真の望みを整理し最適解を導くことを信条とする。

登録番号29106(京都弁護士会)

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