相続手続き

弁護士監修記事 2018年09月30日

相続の流れと遺言を探す方法

葬儀が終わって落ち着いたら、亡くなった方の財産を引き継ぐための相続手続きを進めていきましょう。相続手続きは遺言書があるかどうかによって大きく異なります。

  • 相続手続きの流れ
  • 遺言書の種類
  • 遺言書の探し方

この記事では、このようなポイントについて詳しく解説します。

目次

  1. 相続手続きの流れ
    1. 3か月以内に相続放棄をするか決めなければいけない
  2. 遺言書を探す方法
    1. 遺言検索システムを利用する
  3. 遺言書が見つからなかった場合

相続手続きの流れ

亡くなった方の遺産を受け継ぐための手続きを、相続手続きといいます。 亡くなった方のことを「被相続人」といいます。 相続手続きは、遺言書があるかどうかによって大きく異なります。 遺言書がある場合には、遺言書の内容に従って手続きを進めていきます。 遺言書がない場合には、法律で決められたルールに従って手続きを進めます(「法定相続」といいます。)。

3か月以内に相続放棄をするか決めなければいけない

遺言書の有無にかかわらず、遺産を受け継ぎたくない場合には「相続放棄」という手続きをすることができます。 ただし、相続放棄には期限があります。「自己のために相続の開始を知ったとき」(被相続人が亡くなったことと、その相続において自分が相続人となったことを知ったとき)から3か月以内にしなければなりません。 相続放棄をするかどうかを決めるために、少なくとも次のことを確認する必要があります。

  • 遺言書があるかどうか
  • 誰が遺産を受け継ぐのか
  • どのくらいの遺産を受け継ぐのか
  • 遺産の中に借金などマイナスの財産はないか

これらを確認するために、まずは遺言書を探します。そのあとに誰がどのくらい遺産を受け継ぐのか、遺産の中に借金などがないかを確認していきます。 3か月以内に余裕をもってできるように、なるべく早く遺言書を探すようにしましょう。

遺言書を探す方法

被相続人が亡くなる前に遺言書のことを何も言っていなかった場合でも、遺言書が残されている場合があります。思いつく場所は一通り探してみましょう。 一般的には、次のような場所に保管されていることが考えられます。

  • 預貯金通帳などを保管する場所
  • 金庫
  • 机の引き出し
  • 仏壇 など

入院していたり、施設に入っていた場合には、病院や施設の荷物も調べます。 生前親しかった知人や、取引のあった弁護士などの専門家などに預けられている場合もあります。 銀行の貸金庫に預けられていることもあります。

遺言検索システムを利用する

遺言書には、大きく2つの種類があります。 1つは、被相続人が自分で遺言を書く場合で、「自筆証書遺言」といいます。 もう1つは、公正証書として作成する場合で、「公正証書遺言」といいます。 公正証書遺言がある場合、被相続人の氏名や遺言の作成年月日などが遺言検索システムに登録されているため、公正証書遺言があるかどうかを簡単に調べることができます。 最寄りの公証役場で調べてみましょう。戸籍謄本と本人確認書類が必要です。

遺言書が見つからなかった場合

遺言書が見つからなかった場合には、法律で決められたルールに従って手続きを進めます(「法定相続」といいます。)。 誰がどのくらい遺産を受け継ぐのかを確認していきます。

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