相続税を納める5つの方法と手続き | クレジットカード払いはできるのか
相続税を納める方法は、窓口で支払うだけではありません。以下のような方法でも支払うことができます。
- クレジットカード払い
- コンビニ払い
- インターネットバンキングで支払う方法
この記事では、それぞれの支払い方法について詳しく解説します。
目次
相続税は10か月以内に納める
相続税の申告が済んだら、納税をします。
納税が必要な場合でも、納税書が税務署から送られてくるわけではなく、自分で手続きをしなければならないので、気をつけましょう。
納税の期限は、申告と同じく、被相続人が死亡したことを知った日の翌日から10か月以内です。
たとえば、1月6日に死亡した場合にはその年の11月6日が申告期限になります。
期限日となる日が土曜日、日曜日、祝日などの場合は、翌日が期限となります。
期限までに納税しなかった場合には、利息にあたる延滞税がかかる場合があるので、気をつけましょう。
相続税の支払いは、現金での一括払いが原則です。
期限までに支払うことが難しい場合には、期限を延ばして分割払いにできる可能性があります。「延納」といいます。
現金で支払うことが難しい場合には、不動産などの「物そのもの」を納める方法があります。「物納」といいます。
延納や物納をするには、期限までに申請書を税務署に提出する必要があります。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
相続税を納める5つの方法
納税の手続きは、各相続人がそれぞれ別々に行います。
納税の方法は、次の5つがあります。
| 納税方法 | 注意点 |
|---|---|
| 税務署の窓口で支払う | ・支払いは現金のみです。クレジットカードは利用できません。 |
| 金融機関の窓口で支払う | ・支払いは現金のみです。クレジットカードは利用できません。 |
| インターネットバンキングで支払う | ・インターネットを利用できることが必要です。 ・利用できない金融機関があります。 ・利用可能額は金融機関によって異なります。 ・領収書は発行されません。 |
| クレジットカードで支払う | ・インターネットを利用できることが必要です。 ・相続税が1,000万円未満、かつ、クレジットカードの限度額の範囲内で利用できます。 ・手数料がかかります。 ・領収書は発行されません。 ・納税証明書が発行されるまで3週間程度かかる場合があります。 |
| コンビニエンスストアで支払う | ・相続税が30万円以下の場合に利用できます。 ・利用できないコンビニエンスストアがあります。 |
それぞれの方法を詳しく解説します。
税務署の窓口で支払う方法
税務署の窓口に現金を持っていき、相続税を支払います。 相続税の申告書を提出した税務署で支払う必要があります。 納付できる時間は、8時30分から17時(土日祝日を除く)です。 税務署の窓口で「納付書」という振込用紙のような紙をもらい、自分で納税額などを記入します。 記入できたら、窓口に納付書を持っていき、相続税を支払います。 支払いは現金のみです。クレジットカードは利用できません。
金融機関の窓口で支払う方法
金融機関の窓口に現金を持っていき、相続税を支払います。 相続税の支払いができる金融機関は、日本銀行のホームページから「歳入代理店一覧」をクリックして確認することができます。 納付できる時間は、金融機関ごとに異なります。金融機関に問い合わせましょう。 納付をするには、「納付書」という振込用紙のような紙に、自分で納税額などを記入する必要があります。 納付書は、金融機関の窓口にありますが、在庫切れなどの場合もあります。金融機関に納付書がない場合には、税務署に連絡して用意することになります。 納付書を用意できたら窓口に持っていき、相続税を支払います。 支払いは現金のみです。クレジットカードは利用できません。
インターネットバンキングで支払う方法
インターネットバンキングとは、インターネットに接続して振込みなどができる銀行のサービスのことです。 インターネットバンキングを利用して、相続税を支払うことができます。 この方法で支払うには、インターネットを利用できることが必要です。 インターネットバンキングで納付できる金融機関は、こちらから確認することができます。 納付できる金額や時間帯は、金融機関ごとに異なります。また、金融機関によっては手数料がかかる場合があります。詳しくは金融機関に問い合わせましょう。 インターネットバンキングで相続税を支払う場合、領収書は発行されません。領収書が必要な場合には、税務署や金融機関の窓口で支払いましょう。
必要な準備
インターネットバンキングで相続税を支払うには、次のような準備が必要です。
- インターネットバンキングの口座を開設する
- e-Taxの利用開始手続きをする
まず、利用可能な金融機関を確認し、インターネットバンキング(またはモバイルバンキング)が利用できるように登録を申込みます。新しい口座が必要な場合には、口座を開設します。 どのような手続きが必要かは金融機関によって異なるので、金融機関に問い合わせましょう。 次に、e-Taxの利用開始手続きをします。 手続きはこちらのページからできます。
クレジットカードで支払う方法
クレジットカードで相続税を支払うには、インターネットから「国税クレジットカードお支払いサイト」にアクセスし、必要事項を入力して、手続きをします。 分割払いやリボ払いを選ぶこともできます。 この方法で支払うには、インターネットを利用できることが必要です。 納付できる金額は、相続税が1,000万円未満、かつ、クレジットカードの限度額の範囲内です。 クレジットカードで支払う場合、手数料がかかります。金額は納税額によって異なります。最初の1万円までは76円(税別)、それ以降は1万円ごとに76円(税別)が加算されます。
| 納税額 | 手数料 (税別) |
|---|---|
| 1円〜10,000円 | 76円 |
| 10,001円〜20,000円 | 152円 |
| 20,001円〜30,000円 | 228円 |
| 30,001円〜40,000円 | 304円 |
| 40,001円〜50,000円 | 380円 |
| ※以降、10,000円を超えるごとに決済手数料76円(税別)が加算されます。 |
クレジットカードで相続税を支払う場合、領収書は発行されません。領収書が必要な場合には、税務署や金融機関の窓口で支払いましょう。 クレジットカードで支払った場合、納付済みの納税証明書が発行できるようになるまで、3週間程度かかる場合があります。 手続きは「国税クレジットカードお支払いサイト」からできます。
コンビニエンスストアで支払う方法
コンビニエンスストアで相続税を支払うには、税務署でコンビニ納付専用の納付書を入手して、コンビニエンスストアで支払います。 この方法が利用できるのは、相続税が30万円以下の場合です。 利用できるコンビニエンスストアは、こちらで確認できます。 納付するには、税務署に行って、コンビニ納付専用の納付書を入手する必要があります。窓口でコンビニ納付を希望する旨を伝えましょう。
相続税の納付後に手続きが必要な場合
次のような場合には、相続税の納付後に、改めて手続きが必要です。
- 申告内容が間違えていたことがわかった。
- 申告後に遺産分割が終わった。
手続きについては、この記事の下の「あわせて読みたい関連記事」で詳しく説明しています。
この記事は、公開日時点(2026年02月18日)の情報や法律に基づいています。