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セクハラ

セクハラの裁判とその事例

セクハラの被害に遭った場合には、加害者に対して民事訴訟を提起して損害賠償請求を行うことができます。また、事業主(会社)も労働者に良好な職場環境を保つべき配慮義務(安全配慮義務)を負っていますので、事業主がこの配慮義務に違反したと認められる場合には、事業主に対しても損害賠償請求を行うことができます。 以下に、セクハラで裁判を起こす際に必要となる手続きや準備すべき資料などについてご紹介します。

目次

  1. セクハラ裁判の流れ
  2. セクハラ裁判では証拠が重要
  3. 裁判で効果的な証拠をどのように準備するか

セクハラ裁判の流れ

セクハラの被害について裁判を起こす際には、おおよそ、以下のような流れで手続きを進めていくことになります。

  1. 訴えを提起する
  2. 審理の開始
  3. 争点の整理
  4. 証拠調べ
  5. 訴訟の終了(判決の言い渡し)

訴えを提起する

セクハラで民事訴訟を提起する際には、まず訴状を作成する必要があります。訴状には、「誰が誰を相手方として訴えるのか」「請求する原因は何か」「求める判決の内容は何か」「証拠方法(資料)が何か」などを明確に記載する必要があります。

審理の開始

被告に訴状が送達され、口頭弁論が開かれることによって裁判所が審理を開始します。

争点の整理

審理が開始され、原告(セクハラの被害者)と被告(セクハラの加害者)それぞれの主張の対立点を明らかにして争点を整理していきます。

証拠調べ

争点を整理した結果、それぞれの主張について争いがある場合には、証拠調べを行います。証拠調べには、証人尋問、当事者尋問、鑑定、書証の取り調べ、検証の5つの方法があります。

訴訟の終了(判決の言い渡し)

裁判所が判決を言い渡すことで、裁判は終了します。その他、原告が訴えを取り下げたり、訴訟上の和解が成立した場合にも訴訟は終了します。

セクハラ裁判では証拠が重要

セクハラで裁判をする場合に、非常に重要になってくるのが証拠です。特にセクハラは、人目につかない場所で行われる場合も多く、暴言や行為などの証拠も残りづらいものです。 けれども、裁判を起こしても、相手に「そんなことはしていない」と反論をされた場合に証拠不十分であったり、被害者の言葉に「信憑性がない」と裁判所に判断されてしまえば、敗訴してしまうこともあり得るのです。ここでは、セクハラで裁判を起こす際に、どのような証拠が必要となるかについてご紹介します。

録音・録画

セクハラの証拠として有効なのが、録音や録画です。ただし録音・録画をすれば全てが証拠になるというわけではありません。法的に問題のない方法で録音や録画を行い、それを論理的に証拠として提示するには、事前に弁護士にアドバイスを受けておくとよいでしょう。

日記やメモ

セクハラを受けた内容を、日記やメモに記載しておく方法も有効です。ただ、被害者が自分で書いた日記やメモは、「客観性」という点で法的な証拠と認められにくい傾向もあります。よって、できるだけ具体的な言葉遣い、やり取りを詳細に再現しておかないと、せっかく日記やメモを作成しても有効な証拠にならない可能性があります。

病院の診断書

セクハラのストレスで、うつ病などの精神疾患になってしまったのであれば、病院の診断書をもらっておきましょう。その際には、うつ状態の原因であるセクハラの実態を医師に詳しく説明して、「セクハラが原因でうつ病などの精神疾患になった」旨の診断書をもらうようにしましょう。

第三者に書いてもらったメモ

同僚や上司にセクハラの悩みを相談し、その相談内容についてメモを作成してもらうのも、有効な証拠となる場合があります。

加害者とのメールのやり取り

セクハラ行為の加害者と被害者が交わしたメールの履歴は、裁判所でも重要な証拠とされます。性的な内容のメールはもちろん、上司がメールでしつこく食事に誘ってきたり、旅行に誘ってきたりしているメールがあれば、有効な証拠となります。

裁判で効果的な証拠をどのように準備するか

セクハラで裁判を起こす際には、「言っていることと証拠に矛盾がある」とか「セクハラ行為があったと断定するだけの証拠がない」といったような評価を裁判所に与えてないように、効果的な証拠をしっかりと準備する必要があります。セクハラの被害に遭い、訴訟の提起を検討している場合には、「どのような証拠を集めるべきか」「どのような証拠が効果的か」についてアドバイスを受けるためにも、早目に弁護士に相談すると良いでしょう。

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