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若者注意!ネットワークビジネスの手口と断り方

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ネットワークビジネスとは

近年、学生を中心とした若者の間で、マルチ商法やMLM、インターネットビジネス等といわれるネットワークビジネスの勧誘が広がっています。

これは、商品・サービスを契約して、自分が新たな買い手を探し、買い手が増えるごとにマージンが入るネズミ講式の商法のことです。解約・返金を巡ってトラブルになることが多く、勧誘を受けた際は充分に注意が必要です。

ネズミ講と混同されがちですが、ネズミ講は金品配当組織で違法である一方、マルチ商法等のネットワークビジネスは、商品・サービスの販売・提供を目的としており、法律で厳しいルール(勧誘時の禁止行為や書面交付義務等)が課されているものの、遵守すれば違法ではありません。

しかし、実際は金品配当を目的するネズミ講であっても、合法なマルチ商法を偽装するために形式的に商材(販売価格に比べて実際の価値が著しく低い)を用意する商法もあります。このような場合は商材があっても実質的にネズミ講であり違法です。知らずに違法ビジネスに加担することがないように注意しましょう。

ネットワークビジネスは、制度としては合法であっても、勧誘方法に問題があることがあり、トラブルを招いています。

以下では、問題のある勧誘の手口やその断り方を紹介します。

就職難に悩む学生や社会的に未熟な新入生が標的

手口としては、新入生に対しては「高収入アルバイト」を謳い、就職活動中の学生に対しては「人脈が広がり就職活動に有利」「就職しなくても勝ち組になれる」などのセールストークで勧誘することが多いようです。

ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で行われる勧誘

最近は、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS。LINE、Facebook、twitter、mixi等)で勧誘を行う事例が増えています。

よくある手口がどんなものなのか、下記にご紹介します。

  1. まず、勧誘対象者にとって見ず知らずの人(勧誘者)からSNS上の友達申請が届きます。勧誘者はSNS上を徘徊し勧誘対象を選定しています。SNS上の友達の数が多く、且つ、プライバシー設定による閲覧制限をかけていない人が勧誘対象として選ばれる傾向にあります。
  2. 勧誘対象者が友達申請を承認すると、勧誘者はメッセージやコメントを送って距離を縮めようとしてきます。
  3. SNS上のつながりができてから一定の期間が経過し、その間に幾度となくコメント等の遣り取りを行い、勧誘対象者が勧誘者に対して親しみを感じ始めた頃を見計らい、実際に会うことを提案してきます。
  4. 勧誘対象者が心理的な抵抗を覚えないように喫茶店などの気楽な場所を指定してくることが多いです。勧誘者は聞き上手で、勧誘対象者が気持ちよく話せるように、勧誘者の話に対して実に表情豊かに共感して見せます。
  5. 勧誘対象者が勧誘者に対して好意を感じたり全幅の信頼を置き始めたところで、勧誘者は、勧誘対象者の話とうまく関連付けながら、勧誘に話を移します。この時に、マルチ商法の事務所などに移動したり、マルチ商法の先輩的な立場の人が合流してくることがあります。これらは、勧誘対象者が勧誘を断りにくくするための下準備です。勧誘対象者をアウェーな環境に置き、断りにくくするのです。

 

以上のような手口を使って緻密に勧誘してきます。ただし、当然勧誘する側は千差万別です。上記のような手口を絶えず工夫し、隙あらば騙そうと狙っていることを忘れてはいけません。

興味がない場合の断り方

契約したくない場合は、興味がないことをはっきりと伝え、速やかに立ち去るのがよいでしょう。SNSが発端になっていても同様です。

ただし、この時勧誘者は勧誘対象者に罪悪感を与え、立ち去り辛くさせてくることもあります。ですが、これはあくまでも勧誘者の卑怯な手口です。悔しいことに、勧誘者は勧誘対象者をカモだと思っています。ですので、お構いなく何か理由をつけてその場は立ち去りましょう。何も臆することはありません。そして、その後は相手から連絡がとれないように対策(着信拒否等)をして、一切関わらないようにしましょう。

なお、腕をつかまれたり、荷物を預けていたり、脅されたりして帰らせてもらえない場合は、警察に通報しましょう。

 

ざっと断り方をご紹介しましたが、判断力の未熟な若者がネットワークビジネスで被害に遭う事例が多い中で、真の意味で被害を根絶するためには、周りの大人が、事前にマルチ商法等に関する知識を与えておくことや社会的な取り組みが必要なのかもしれません。

ですが、実際に被害にあってからでは遅いので、個人レベルでも先程のように回避できるようになることがまず大切だと思われます。

また、そもそも無用な勧誘を受けないように予め対処しておくことも重要です。

SNS上でマルチ商法の勧誘を受けないようにする方法の例

1、見知らぬ人からの友達申請を承認しないようにする。

2、プライバシー設定を行い、SNS上を徘徊する勧誘者の目に留まらないようにする。

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