犯罪・刑事事件の解決事例
- 不同意性交(強姦)・わいせつ
- 痴漢
路上型の強制わいせつ致傷につき執行猶予付判決が言い渡された事案【裁判員裁判】
この事例の依頼主
20代 男性
相談前の状況
依頼者は、生活上のストレスを解消するために、路上で見知らぬ女性に抱きつくという痴漢(強制わいせつ)行為を繰り返していた(強制わいせつ罪として起訴を受けた)。
また、そのうち1名が、膝をすりむく怪我を負い、これについては強制わいせつ致傷罪として起訴され、裁判員裁判となった。
解決への流れ
依頼者は全てを認めていたので、保釈が可能であった。
依頼者には、被害者の心境や自分の心を見つめ直してもらうため、心理カウンセリングや自助グループに通ってもらった。
被害女性とは示談を試みたが、受け入れてもらえなかったため、一定額を被害弁済預託(※)した。
※金銭を、被害者が受け取ろうと思えば受け取れる状態に置くこと。
依頼者の母と妻には、裁判に出廷してもらい、今後の監督が誓約された。
このような甲斐あり、執行猶予付判決がなされた。
ただし、執行猶予付判決ではあったが、「懲役3年、執行猶予5年、保護観察付」という、執行猶予が付く判決の中では最も重いものであった。
山下 博行 弁護士からのコメント
強制わいせつ致傷は裁判員裁判となりますが、執行猶予判決の可能性がある犯罪類型の一つです。
ただし、侵入型の強制わいせつ致傷となると、執行猶予判決の可能性はかなり低くなるでしょう。
いずれにしても、「被害弁済活動」と「本人の反省・今後の更生可能性」をきちんと立証することが”良い判決”に結び付きます。
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