犯罪・刑事事件の解決事例
- 詐欺
特殊詐欺で一審【実刑判決】→控訴審で【執行猶予付判決】となった事案
この事例の依頼主
20代 男性
相談前の状況
依頼者は、特殊詐欺の受け子として警察官になりすまし、4名の高齢者からキャッシュカードをだまし取り、ATMから合計二百数十万円を引き出し、中継役の者に渡してしまった(報酬は微々たるものであった)。
一審では、懲役2年6月の実刑判決が出て、依頼者は拘置所に収監されていた。
解決への流れ
家族からの依頼で、私が、控訴審から弁護人となりました。
控訴保釈は許可されると思っていましたが、1回目は通りませんでした。
被害にあった高齢者4名に手紙を出しましたが、連絡を頂けたのは1名だけでした。
残る3名については、自宅まで謝罪に行きました(そのとき既に1名の方は亡くなっていたので、その家族に謝罪しました)。
4名中3名と示談ができ、1名については被害弁済預託を行いました。
こうした活動が認められ、控訴保釈も認められ、一審判決は破棄され、控訴審判決は執行猶予付となりました。
山下 博行 弁護士からのコメント
信じられないことに、一審弁護人は「何もしなくても執行猶予付判決になるかも」という明らかに間違ったアドバイスを依頼者家族にしたうえで、示談活動を全くしていませんでした。
そもそも本件は、「放置すれば確実に実刑だが、被害弁済を尽くせば執行猶予がかなりの確率で期待できる」案件であり、一審で被害弁済活動をしっかりやるべきだった事案です。
弁護人の見解に疑問を感じたときは、躊躇せずに、他の弁護士にも相談するようにしてください。
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