エンジニア、特許事務所勤務を経て弁護士に 知的財産分野に注力 長期的な視点に立った最適な解決を提供
丁寧に話を聞き、悩みの全体像を把握
ーー弁護士を目指したきっかけや理由を教えてください。
大学は工学部で、法律家になることは全く考えていませんでした。卒業後はセコムの研究所に就職してエンジニアとして働き、その後特許事務所に転職しました。
特許事務所では特許明細書作成の業務をおこなっていたのですが、できることの幅を広げたいと思い、仕事と並行して司法試験の勉強をはじめ、弁護士資格を取得しました。
ーー注力分野を教えてください。
もともと特許事務所で働いていたこともあり、知的財産権が注力分野です。偽装結婚など外国人に関するトラブルや、労働問題、医療過誤、契約書のチェックといった法務的な案件も多く手がけています。最近は、投資詐欺の相談が増えてきました。
ーー依頼者と向き合う上で心がけていることを教えてください。
相手が話したいことを素直に聞くことです。途中で口を挟まずに、まずは傾聴して悩みの全体像を把握することを心がけています。ゆっくり丁寧に話を聞くために、相談時間も長めに取るようにしています。
また、依頼された案件について、全体的・社会的に見て、どう解決されることがふさわしいのかを考えるようにしています。依頼者の希望ももちろん考慮しますが、なるべく俯瞰的に見て方針を考えるようにしています。
時には、依頼者の希望と私の方針にズレが生じる場合もあります。そのような場合は、私なりの全体感からみた方針をお伝えして、「あなたの今後の人生を考えると、こういう解決がいいと思いますよ」と丁寧にコミュニケーションを取りながら方向性をすり合わせていきます。
ーー弁護士として活動してきた中で、印象に残っているエピソードはありますか。
労働事件では、解雇されて落ち込んで、「納得できない」という気持ちを抱えて相談に来られる方がいます。
はじめはうつ病のような状態だった方も、労働審判や裁判を起こして、ある程度自分の主張が通ったり、裁判所で「この解雇は通らない」と判断してもらえたりすることで、元気を取り戻していくんです。依頼者の心が晴れて、感謝の言葉をかけていただけると、嬉しいですし、「やってよかったな」と思います。
話が整理されていなくても、気軽に相談に来てほしい
ーープライベートについても伺います。休日はどのようにお過ごしですか。
自宅で本を読んだり、ラジオを聞いたりして過ごしています。ビジネス書を読むことが多いですね。経営や世界の動きに関する本をよく読みます。
ーー今後の展望を教えてください。
事務所をこれ以上大きくすることはあまり考えていません。自分が持っている技術を活かし、専門性の高い事務所として注力分野を伸ばしていきたいと思っています。
ーートラブルを抱えて悩んでいる方にメッセージをお願いします。
1人で抱え込まずに、まずは1回、相談に来ていただきたいです。自分の抱える法律問題について、インターネットで調べて自分で行動しようとする方もいますが、それが必ずしも正しい情報とは限りません。誤った情報を信じて行動すると、問題が大きくなってしまうこともあります。
話を聞きながらこちらが交通整理するので、相談内容が整理されていなくても構いません。お気軽にご相談ください。