相続と不動産トラブルに注力、依頼者の利益を最大化「誰がなんと言おうとあなたの味方になります」
特捜検事の本を読み、法曹の道へ
——弁護士を目指したきっかけや理由を教えてください。
一番大きなきっかけは、高校時代に『壁を破って進め』という本を読んだことでした。
これは東京地検特捜部でロッキード事件を担当した堀田努検事が、退官後に執筆したものです。さまざまな困難があった中、田中角栄元首相を逮捕するところまでこぎつけるための努力が描かれています。これを読んで、「かっこいいな」「こうしたところに切り込めるのは法曹の力なんだ」と憧れるようになりました。
法曹の中でも弁護士は、立場の弱い人の声を裁判所に届けることができる。社会に対しても発信できる。そう思い、弁護士を志望するようになりました。
私の性格上、検察という組織よりも自分一人でできる弁護士の方が強みが活かせると考えたことも弁護士を選んだ理由ですね。
法学部を卒業したあと、ロースクールに入学しました。自分の目標に向かって初めて本気で勉強したのですが、それがすごく楽しくて、つらいとは全く思いませんでした。いつも4人で一緒に勉強していたのですが、4人とも無事に同じ年に合格しました。「これだけ頑張れば、なんでも突破できるんだ」と自信になりました。この経験は私の一生の宝物です。
不動産と相続は密接不可分な関係にある
——注力分野を教えてください。
注力分野は不動産と相続です。
不動産会社の顧問先ができたことをきっかけに、不動産分野の面白みを知りました。関わる金額が大きくやりがいもありますし、さまざまな解決方法があって興味深い分野です。
また、不動産の問題は相続から始まることも多いです。相続人が複数いると、ひとつの不動産を複数人でどのように分けるかを決める必要があるため、争いに発展することがあります。不動産と相続は密接不可分な関係にあるため、相続の事件も多く扱うようになりました。
相続人同士の間には、長年の親族関係によって積み重なった様々な思いがあります。そのため、単純に法律を適用して解決するだけでなく、人間関係の調整も必要ですが、その作業はとても泥臭いものです。複雑に絡まっているものを一つ一つ解きほぐしていくような作業が、すごく人間らしい仕事だと思い、やりがいを感じています。
また、昔から放置されている土地の所有者を明らかにしていくご依頼もよくあります。どの所有者なのか、何世代も遡らないと分からないケースもたくさんあります。それを綺麗に整理していくことは、所有者不明土地を減らしていこうとする社会の要請にもマッチしていますし、自分としても社会の役に立っているという実感があってすごく面白いです。
——仕事をするときに心がけていることはありますか。
とにかく迅速に連絡することです。事務所全体で心がけていることで、必ずご依頼者に報告するタイミングについても節目節目で定めており、報告漏れがないように徹底しています。
あとは、本気でやることです。これは私の仕事に対するスタンスでもありますが、本気でやらないと面白くないです。手を抜いてやると、つまらなくなっていきます。
複雑な法的問題があっても、丁寧に調べて自分なりの回答を出す。これを全力でやる。僕の人生観でもありますが、心がけています。
——弁護士として活動してきた中で印象的だったエピソードを教えてください。
私が人生で一番ボロボロに負けた訴訟があります。
交通事故の訴訟で、依頼者は右腕がずっと痛く、重篤な後遺障害に悩まされているものの、立証できるような状態ではありませんでした。元々、裁判所では後遺障害が認められにくいとされている類型ではありました。
相手方は保険会社で、かなり強硬でした。こちらが「まだ病院に通うから治療費の打ち切りを待ってほしい」と言っているのに、債務不存在確認の裁判、つまり保険会社側には支払い義務がない、と主張する裁判を起こしてきたんです。こちらも仮払い仮処分の申立てなど特殊な手続きを申し立て、そこから4〜5年ほど争いが続きました。
途中でこちらも「やっとこれで立証できるかもしれない」というような証拠を手に入れて、かなりいい線までいったのですが、第1審は敗訴しました。
依頼者としては控訴するお金もなかったのですが、「僕を信じて任せてほしい。もうお金はとりあえずいいからやらせてくれ」というお話をして、依頼者も「お任せします」と言ってくれたので控訴しました。
高裁でもさまざまな主張をしましたが、結局、負け筋の和解をして終わりました。
依頼者からは、「佐々木先生がもう全力でやってくれたのはわかってるから」「だからこの結果でも受けいれます」と言っていただいたことが、本当にありがたかったです。
不動産や相続に関する問題解決のプロフェッショナルに
——休日の過ごし方やご趣味はありますか。
休日は家族と一緒に過ごすと決めていて、子どもと一緒に勉強したり遊びに行ったりしています。この間は家族でスポッチャに行ったのですが、とても楽しかったですね。趣味はゴルフや登山ですが、休日は家族のための時間なので、平日に休みをとって行っています。
——今後の展望を教えてください。
今、所有者不明の土地や空き家問題など、不動産に関わる問題がすごくクローズアップされています。今後、不動産や土地の問題をどう解決していくのか。新しい制度もできたばかりですので、知見を高めていき、「不動産や相続に関する問題は、佐々木の事務所に頼めば解決できる」と思われるような事務所、弁護士になりたいです。
また、土地や相続の問題には、税理士と弁護士と司法書士が必ず関わってきます。これが一つの場所でワンストップで解決できないことが課題だと感じており、当事務所では税理士法人を立ち上げることを一つの目標にしています。当事務所に依頼をいただければ、税金も登記も法律の問題も全て解決できるようにしたいですね。
——法律トラブルを抱えて、悩んでいる方へのメッセージをお願いします。
当事務所では相続と不動産のトラブルについて、累計1000件ほど相談を受けています。経験が豊富ですので、他の事務所よりもノウハウがあります。
土地の明け渡しや占有者がいる場合など、土地のことで悩んでいたり相続人間で揉めているような場合には、まず弁護士にご相談ください。中には最初に不動産会社にご相談される方もいるのですが、法的な観点からトラブル解決できるのは弁護士です。依頼者の利益を最大化する形で伴走します。
また、何かトラブルがあったら一人で悩まず、すぐに相談してほしいなと思います。相続や土地の問題は、場合によっては30、40年と放置した後にご相談に来られることもあります。数十年前の問題になりますと、調べるのにも時間がかかりますし、立証するのも大変です。
相続問題については最初に弁護士費用を払わずに済む、完全成功報酬プランも用意しております。
すぐにご相談いただければ、長くても1年、2年で解決します。一人で抱え込まずに、お気軽に弁護士にご相談ください。誰がなんと言おうとあなたの味方になります。