刑事事件の早期解決とスピード感のある対応が強み 深夜早朝にも対応し示談や不起訴処分へ向けて活動
カーレーサーから弁護士に転身
——弁護士になる前は、自動車レースのドライバーや事業を運営していたこともあったそうですね。異業種から弁護士を目指したきっかけや理由を教えてください。
F1ドライバーになりたくて、高校時代からレーシングカーに乗っていました。高校卒業後、セミプロのカーレーサーとして活動していまして、スポンサーもついていました。ただ、自分はどんだけ頑張ってもF1ドライバーになることはできないなと感じ、23歳で引退しました。
カーレーサー時代はよく写真を撮られていたので、カメラマンの知り合いがたくさんいました。そこで、引退後はフリーカメラマンとして活動したり副業で日焼けサロンを運営したりと色々なことをしてきました。
それから大学は卒業しておこうと思い、日本大学の通信制大学に通い始めました。法学部に入ったのですが、そこで法律の面白さを知り、卒業後にロースクールに入って弁護士を目指したというのが経緯です。
刑事事件に強み、深夜早朝でも対応します
——注力分野について教えてください。
刑事事件に注力しています。私は深夜や早朝でも対応していますので、すぐに電話で事情を伺い、示談交渉や弁護活動を始めることができます。刑事事件の依頼者は「会社にバレたらどうしよう」などと不安な気持ちでいっぱいで、とにかく早く解決したいというお気持ちの方が多いと思いますので、スピード感を持った対応を心がけております。
先日も、風俗店でトラブルになったというご相談が夜8時ごろにありました。まだ刑事事件にはなっていないものの、店から電話がかかってきて「警察に行く」と言われているという状況でした。
ご相談者には考えられるリスクや費用をご案内したあと「一晩考えてみてください。何かあればいつでも連絡ください」と私の携帯番号をお伝えし、一度電話を終えました。その後、心配が募ったのか、再びその日のうちにご連絡をいただき、受任することになりました。
その翌日の午前中には依頼者と再度打ち合わせをして、相手方にもご連絡をして示談交渉をおこない、その翌日には示談書を作って相手方に送付しました。こうした素早い対応を強みとしています。
——先生に依頼した場合、具体的にはどのようなことをしてくれるのでしょうか。
被害者のいる犯罪では、示談交渉が一つ大きなポイントとなります。刑事事件になる前であれば、「民事訴訟を起こさない」「被害届を提出しない」などの内容を含めて示談を成立することを目指します。
刑事事件化した後であれば捜査機関を通じて示談の申し入れをし、被害者の連絡先を教えてもらい示談交渉します。示談が成立すれば、検察官が不起訴処分と判断する可能性が高まります。不起訴になれば前科はつきませんので、ここが非常に大きなポイントです。
示談交渉は、話す内容の順番や話し方のトーン、TPOの判断によって、結果が大きく変わってくるものです。これは数値で表すことができない肌感覚のものですが、示談交渉は一本調子でやればいいものではなく、時と場合、相手の出方を見極めて対応する必要があります。これまで相当数経験がありますので、ノウハウがあります。
——弁護士として活動してきた中で印象的だったエピソードはありますか。
酔った勢いで飲食店の女性従業員にキスをして上半身を触ったところ、警察を呼ばれ被害届も受理されたというケースのご相談を受けました。
深夜に警察署から依頼の電話を受け、1時間ほどで警察署まで駆けつけました。依頼者の男性は家族や会社に知られることを大変心配されていたので、私が身元引受人となり、その後の被害者との示談交渉も進めました。
当初、女性の被害感情は大変強く、「被害届は絶対に取り下げない」「刑事事件になって家族にも会社にも知られればいい」などと話していたのですが、交渉によりなんとか事件化を避けることができました。
もちろん刑事事件化した後もご相談を受けていますが、事件化する前にきちんと示談交渉することで、事件の長期化を避けることができます。
まずは相談を、費用はかかりません
——仕事をするときに心がけていることはありますか。
とにかく弁護活動を一生懸命やるということですね。また、落ち込んでいる依頼者の方を励ますようにしています。
よく「私はもうこれでダメ人間だ」と言う方がいるのですが、慰謝料請求されたからといって、それで人の価値がなくなるわけではありません。嫌なことやしてしまったことは変わらないけれども、過去にこうしたことを経験したから今自分はこうなれた。そういうふうに意味を変えることは、自分の努力でできると思っています。何事も考え方次第ですからね。
——法律トラブルを抱えて、悩んでいる方へのメッセージをお願いします。
一つ言えることは、気軽に弁護士に相談をすることです。トラブルを抱えていても、すぐに人に言える人といえない人がいます。人に相談できないとなると、自分の頭だけで物事を考えてしまい、自分でなんとかしようとしてより悪い方にいってしまいます。病気に例えると、医者にかからないうちにどんどん病状が進行してしまうという状況です。
私は初回相談は無料でやっていますし、相談の段階で費用がかかるわけではありません。まずはなるべく相談してみてください。状況が悪化する前に対処していくことが大切です。