離婚・男女問題の解決事例
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高すぎる慰謝料を下げるためのご相談と解決

40代 女性
この事例の依頼主 40代 女性

相談前の状況 まず、私が不貞行為を働きました。
そして慰謝料を請求されて、離婚調停の申し立てを受けたという状況でした。
とにかく離婚の直接的な原因が私の不倫にあることは間違いないので、慰謝料を支払うこと自体には不満はありません。

私と元夫の夫婦関係ですが、何年も前からいわゆる「破綻状態」にあったと思っています。そもそもずっと別居していたので、間違っても「普通の夫婦関係を保っていた」とは言えないはずです。

学生時代に私と元夫は同じ研究室に配属され、そのまま意気投合し大学を卒業して互いに30歳くらいになったところで結婚しました。
しかしいざ結婚してみると、元夫の性交渉は極端に少なくなってしまいました。結婚する前のほうがよほど頻度が多かったくらいです。
「子どもを作ろうと言っていたじゃない?」と何度か伝えたことがありますが、「なんだお前は。子どもが欲しいだけで結婚したのか?」と言われてしまいました。

まあ、子どもの件は私が焦り過ぎたのかもしれないと思い直しましたが、だんだんと元夫が会社から帰ってくるのが遅くなっていったんです。

最初の1年は帰宅するのが10時以降(本来の就業時間を考えれば7時くらいには帰宅していてもおかしくありません)、2年目には11時くらい、3年目からは日付が回ってから帰ってくるのが当たり前になってしまいました。

ですが、そこまで残業しているのであればもっと生活が楽になっていてもおかしくないはずなんですよね。もちろん普通に生活できるレベルではありましたが、なんとなく違和感はありました。

しかし、家計は完全に元夫が管理していましたし、元夫は絶対に私に銀行口座などの「金銭の出入りが分かるもの」を見せてくれませんでした。

そこで、ある日「もしかしてブラック企業で残業代がまともに払われていないのでは」と思い、元夫が風邪を引いて会社を休んだ日に、元夫の勤め先に電話で問い合わせてみました。
すると、なんと「弊社は基本的に残業がないのですが……」と言われてしまいました。

元夫の体調が治ったところで問い質してみると、あっさり白状しました。
話はとても簡単で、
「家に帰っても面白くないから、同僚の家に寄って遊んでから帰ることが多かった。
銀行口座などを見せたら、残業をしていないことがバレるから隠していた」
とのことでした。

そして私も堪忍袋の緒が切れてしまって、家出をして3か月ほど実家に戻っていました。


元夫が直接実家に来たり、電話で何度も謝ってきたりしたので一時的にまた元夫と暮らしましたが、どうも私と一緒にいると居心地が悪いようで、何かと理由をつけては会社から帰宅するのを遅くしていました。

ただ、私のほうも率直に言って愛情が残っていなかったので、そのほうがありがたいという状態でした。

そんな生活を2年ほど続けましたが、いよいよお互いに限界が来たので完全に別居することに。私もずっと実家にいるわけにはいかないので、一人暮らしをすることにしました。

しかし、元夫はその月1回の顔合わせさえサボるようになったので、
私は、しばらく経ってから、働いていたバイト先で仲良くなった青年と不倫をするようになりました。

でも、気まぐれで元夫が私の家に来たときに、ちょうどその青年も来訪していたのであっさりバレてしまいました。

そして元夫が激怒して、慰謝料を請求されて、離婚調停を申し立てられたという形です。

解決への流れ 慰謝料はおおよそ「相場通り」という感じでしたし、何と言っても離婚の最後の引き金が私の不倫にあるので、慰謝料の減額は率直に言って難しいのかと思っていました。

ですが、元夫と結婚してから、不倫相手の青年と仲良くなるまでの経緯を細部まで述べたところ、「夫婦関係が明確に破綻していた」という事でまとまりました。

また、離婚の直接的な原因自体は私にあっても、夫婦関係を破綻させた原因の多くは元夫にあるという話になりました。
このことに関しては、元夫自身が素直に認めました。

そのため、慰謝料は想像以上に低くなったので助かりました。
また、一括支払いではなく分割支払いにすることもできました。
アルバイト生活であり経済的な余裕はないので救われた形です。

離婚調停が長引くことも覚悟していましたが、2回で完了しました。
この点でも負担が少なくて済んだので良かったです。
恐らく元夫にもかなりの罪悪感があり、「慰謝料を減額せよ」という私の希望をすんなり受け入れたくなるような精神状態になっていたのだと思います。

少し勝手な考え方なのかもしれませんが、
今では元夫と正式に離婚することができてよかったと思っていますし、
私の心境としてはハッキリ言って「離婚の原因のほとんどは元夫にある」ので、これからあまり罪悪感を覚えずに生きていくつもりです。
と言いますか、元夫としても気持ちが晴れやかになっているのではないでしょうか。

元夫と離婚する前までは「不倫関係」だった青年とも、今では堂々と恋人関係であると考えることができています。
誠実な人ですし、子どもを授かることにも積極的ですしこれからが楽しみです。
いずれ結婚する予定です。

元夫とはお互いに連絡先を完全に消しましたし、今後は二度と合わないという話をしました。
私はもちろんですが、元夫も私に会いたくないでしょうし、色々な意味でもう大丈夫だと思っています。

※これらの内容は個人を特定できないよう、
相談者の承諾を得て編集し載せております。

澤田 剛司 弁護士 澤田 剛司 弁護士からのコメント やはり慰謝料の額は「相場」を調べてから決める方が多いので、それほど非常識な金額になることはありません。ですが、本件のように相手方にも落ち度がある場合は、「相場だから仕方がない」と素直に受け入れる必要はありません。
また、「夫婦関係の破綻」を証明するのは困難なものですが、根気よく取り組んでいけば認めさせることも不可能ではありません。

本件に限ったことではありませんが、「不利な立場である」からと言って、必ずしも相手方の言い分を認める必要はありません。
逆に「有利だからと言って、何でも受け入れてもらえるわけではない」ということもご理解ください。

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