2019年06月10日 10時17分

時間外の業務、どう思う? 「始業1時間前から準備」「お金より気持ちが先」と様々な声

時間外の業務、どう思う? 「始業1時間前から準備」「お金より気持ちが先」と様々な声
画像はイメージです(Fast&Slow / PIXTA)

勤務時間外におこなわれている「朝礼と清掃」に残業代がつかないーー。先日、弁護士ドットコムのLINEに寄せられた情報を元にした記事(https://www.bengo4.com/c_18/n_9638/)を公開したところ、読者から多くの反響がありました。

記事で紹介したのは、長らく職場で、始業時間前の5分間朝礼と終業時間後の5分間清掃がおこなわれていたという男性の話です。残業代は支払われておらず、「その話題に触れるのはタブーのようなもの」と話していました。

これに対し、弁護士ドットコムのLINEには、「始業前1時間前から準備をしなければいけない」「お金より気持ちが先」など、様々な声が届きました。

●準備のため、1時間前に出勤

「在職する病棟は、8時半始業ですが、準備のために7時半過ぎに出勤してくるスタッフが多いです」。こう話すのは、関東で介護福祉士をしている40代女性です。

始業後すぐに患者の状態を見始めるため、その前までに薬や点滴の準備を終えていなければならないそうです。早い出勤ができない人の分の準備は放置され、悪口まで言われるため、「それが嫌で早く出勤しているのが本音です」と打ち明けます。

医療業界は始業時間前に事前準備するところが多いのでしょうか。こうした声は他にも届きました。

岐阜県の病院で看護助手をしている50代女性は、8時半始業ですが、看護師が仕事できるように細かな準備が必要なため、8時から仕事をしています。以前、ギリギリに出勤した際には「社会人なんだから、30分より前に出勤するのが常識だろう」と怒られたそうです。

●「今は時代が変わったのかなぁ」

一方で、「時代が変わった」と話す人もいました。

横浜市の50代男性は、機械加工の仕事をしていた20年ほど前、始業前に機械の周りの清掃をしていました。

「それが当たり前でした。5分じゃなく15分はやっていましたね。別に請求する気持ちにもならなかったです」と当時を振り返り、「今は時代が変わったのかなぁ。お金より気持ちが先でした」と言います。

経営者側からの声も届きました。

コンビニを経営する京都府在住の40代男性は、「朝礼や体操は良い慣習。日々の業務を潤滑に進める為には一体感が必要だと思います」とした上で、「強制的にはしてはいけないと思いますが、心遣いは大事だと思います。今の働き方改革の流れの中でなら勤務時間に含めたほうが良いのかもしれません」と話します。

前回の記事で、髙田英治弁護士は「会社の指示命令により行われていたのであれば、労働時間に該当するので、特段の事情のない限り未払賃金を請求することができる」と解説していました。

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この記事へのコメント

匿名ユーザー 30代 女性

うちの会社は8:50〜16:50の勤務時間なのに、帰りの留守電設定の時間は17時とされている。16:50に即時会社ー離れると留守電設定できない。自動変更もきかない状態。そんな会社なのに、働き方改革がど〜の、と最近うるさい。でも誰もそのことを指摘しない。こんな10分でも、毎日となると残業代に換算するとすごい額になる。世の中こんなもんなのか、と腹立たしいばかり。ちなみに誰が聞いても知ってる会社で、日経ウーマンとかの働きやすい会社ランキングではいつもかなり上位になってます。

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Tac 30代 男性

業務の為に着替える時間は労働時間内と見なす最高裁判決。つまり、10分前に出社して制服等に着替える時間は残業時間。その事を考慮している会社はほぼ皆無だと思います。国内自動車メーカーの就業前の体操も違法と指摘がありました。労働者は時間単位で労働の対価を受け取るので、グレーゾーンは放置すべきではないと思います。準備や片付けの為に定時を越えるのであれば、その時間はもちろん拘束時間です。

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匿名ユーザー 30代 男性

「気持ち」で腹は膨れない。
私は、金を稼ぐために働いているので絶対に労働の対価は頂くし、給料が出ないなら仕事は絶対にしないと決めている。
陰で日向で何を言われようと、自分の限りある労働力を使って稼いだお金を捨てるほどの余裕はない。(高給安定の大企業正社員ならともかく、中小企業勤めや非正規なら尚更のこと)
時給1000円とし、毎日朝夕で各15分、1日30分の無償労働を10年継続すれば、100万円を超える対価を捨てていることになる。
10人の従業員がいる会社なら、これだけで毎年100万円分以上の労働力を無償で得ていることになる。
昭和、平成1桁の時代であれば「労働者は、会社に全てを捧げる」という風潮から、こんなことは問題にもならなかっただろう。
しかし、今は令和の時代。労働したのに対価が出ないという悪しき風習は、今や時代遅れ。

例えばレストランで食事をしたとき、「付け合わせを残したから、料金から引いてくれ」と言うだろうか。
コンビニでおにぎりを買うとき、「包装紙はいらないから、包装紙分を値引きして」と言うだろうか。
何かと理由をつけて、例え短時間でも労働の対価を払わないということは、それと同じことだと思う。

結局、給料とは労働の対価なのだから、会社のために1分でも労働をしたのならば会社は対価を払わなければならないし、労働者は対価を受け取る権利がある。
それを個人的に「受け取らない」と言うのは、その個人の勝手だ。
しかし、それを「美徳」として他人にも強制することがあってはならないし、会社からそれを強制するなど、言語道断だと思う。

ゆ、 男性 30代

その考えは、その考えで良いと思います。
ただ、それが見透かされるとボーナスは下げられる、昇進はない、と思うべきですね。
結果、その行動がお金を招かない行動であるとも言えると思います。
案外他人って見てる人は見てますからね。
そういうところが人事評価だなと、私は思います。

なので、私はお金にならないことでも率先してやりますね。そうすると評判が評判を呼んで結果稼げるので。考え方は人それぞれですから、全ての答えが正解でしょうけどね。

匿名ユーザー 男性 30代

ひと昔前までは、たしかに「サービス残業しない、残業拒否、定時即帰宅=査定を下げボーナス減少、昇進も遠のく」となっていたかもしれない。
しかし、今はボーナスはほとんど出ない、昇進は責任だけが増して賃金は上がらないという会社ばかり。査定が地べたを這っていたところで、当人にはなんら影響がなくなっている場合も多い。
こと非正規なら、査定なぞ気にもとめてないだろう。査定が良くても会社の都合でいつでもクビを切られ、給料は上がらず、査定を気にして会社に利益をもたらしたところで「ごくろうさん」と言われるだけ。ならば取れる時に目の前の利益を得る方が賢いと思う。
昔は、労働者の権利を主張しないことにより、会社からもたらさられる利益が多かった。今は労働者が権利を主張しないと、会社は「これ幸い」と搾取し、労働者が貧乏くじを引かされている状況が蔓延している。
残念ながら、無償労働という自己犠牲を会社に捧げようと思わなくなった程度には、多くの会社は社員を労うことをしなくなったと思う。

男性 40代

見られてるよ
これ今の反論セオリーだけど冷静に考えてほしいその発想自体が洗脳後の発想です
その発想がエスカレートしたのが昭和の働き方なんですよ

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もす 30代

私の病棟も1時間前出勤は当たり前になっています。そして、残業は事前申告制。私はパートで、最初に申請するとき『あなたも申請するの?』と言われたし、申請しないでサービス残業は当たり前みたいでした。
ちなみにタイムカードがありません。休憩もまともにとれません。
気持ちがあって仕事してるけど、生活のためでもあります。家族がいますから。
きちんと社員として大切にしてくれるからこそ、今日も頑張って働こうと思えるし、労働環境が整っていないのにいい看護って提供できますかね?
看護師あるあるだと思います、せめてタイムカードで残業計算するかお金払いたくないなら人増やして、残業しなくていい環境を作るべきです。

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