現場で働くことにこだわり続けたい
正しさを求めて法曹の道へ
弁護士になってから参加した同窓会で、友達が「弁護士になったと聞いて、やっぱりと思った」と言いました。
私は、幼い頃から「おかしい」と思うことがあれば、相手が誰であっても説明を求める子でした。その友達にも、「小学生の時、先生の話に対して、みんなおかしいと思ったが誰も何も言えなかったところに、君だけが一人、『それはおかしいと思います』と言ったこと、今でも覚えている」と言われました。
高校では政治経済の授業が好きで、大学では法学部へ進学。大学のゼミでは、「なにが正しいのか」というテーマでよく議論をしていました。卒業した年に司法試験に合格。検事になることも少し考えましたが、最終的には弁護士を選びました。 自分が好きで得意とするものを仕事にした、という感じです。
弁護士になってから改めて実感したことですが、世の中には「おかしい」と感じていても、その「おかしい」という気持ちをどう主張していけばよいのかわからない方が、たくさんいらっしゃいます。そんな方々の力になれるように活動したいです。
どんな事件にも、人の想いがある
2002年に弁護士登録をして以来、様々な事件の解決のお手伝いをさせていただいております。
時間を重ねるに連れ、「弁護士という仕事の価値や意義を感じる瞬間は、“法”では汲み取れない依頼者のお気持ちに寄り添う時なのかもしれない」と思うようになりました。
もちろん弁護士として、依頼者の利益を最大化させるために力を尽くすことは大事ですが、それよりも大事なことは、依頼者のお気持ちを十分にお聞きし「何とか解決可能な方法がないか」と一緒に考えることだと思います。
だからどんなことがあっても、「法的には難しいですね」との一言で返すようなことはだけは、慎みたいですね。
過去に、会社でのセクハラにつきご依頼を受けた方から、示談終了後に「相手の態度には最後まで釈然としなかったが、笹岡弁護士の言葉で終止符を打てた」「法律だけではなく気持ちの部分まで気遣ってもらえて感謝しています」との感謝のお手紙をいただいたこともあり、依頼者の気持ちに寄り添う大切さを痛感しているところです。
これからも、事件ひとつひとつに人の思いが込められていることを忘れず、仕事に向き合っていきたいと思います。

依頼者ごとのカルテを作る
有意義なリーガルサービスをご提供するために、私は依頼者ごとのカルテを作り、そこに三つの工夫をしています。
一つ目は、とにかく何でも記録してゆくこと。 面談・電話だけではなく、何かある都度、ちょっとしたことでも何でも事細かに記載し、また書類を添付していきます。 私はiPadで打ち合わせをしますが、いつでも手元で過去の記録を確認しつつ、直ちにお聞きした重要な情報をiPadに手書きで書き込みます。 打ち合わせ後は、次の手に向かって、PCでこれらを見直し、今後の方針・注意点を更にそのカルテに、何度も記載していきます。
二つ目は、カルテをクラウド上で管理し、PC、iPad、iPhoneで同じ情報をいつでもどこでもすぐに見れるようにしていることです。 事件のことはいつでもどこでも気になるものです。見直したくなったり、急に良いアイディアを思いつくことがあります。直ちに手元で情報を確認できたり書きこめることで、常に事件を前に進めていけるんですよね。なお、セキュリティ面から考えても、紙を持ち歩くよりはるかに安全だと考えています。
三つ目は、メールでご依頼者とつながり、進捗を共有することです。 移動時間中でも、すぐご回答できることであれば直ちに返信するよう心がけております。 また、ご面談前後・交渉前後・裁判前後などには現状や今後の問題点などを整理して、メールをお送りしています。 進捗がまとめられた文書を常にメールで共有することで、進捗状況を把握でき、きっとご安心いただけると考えているからです。
「弁護士と一緒に問題意識を共有している」「解決に向かって一緒に歩んでいる」と一体感を感じられるのも大事なことですよね。
一期一会
弁護士としての心構えは、「一期一会を大事にすること」です。
これまで取り扱った事件の経験を踏まえれば、新たなご相談でも、概要をお聞きするだけで、ある程度の道筋が見えてくるようにもなります。 それでも、全く同じご相談・事件は一つとしてなく、どんな事件であっても、弁護士として未知である“気づき”に出会います。
「一般的にはこうです」と法律論を述べるだけなら、簡単です。 そうではなく、ご相談・事件一つ一つにある特有の事情に気づき、そこから解決の糸口を探すことこそ、弁護士の仕事ではないかと思うんです。
そのためには、よくお話をして依頼者をよく知り、そこから十分な事実を引き出していく必要があります。依頼者を十分理解していないままでは、何が真の解決なのかは決して分かりません。カルテを作成するのは、そのためでもあります。
先日、交通事故に遭い、脳に重い障害を負った依頼者が相談にいらっしゃいました。 交通事故後に異変を感じている症状に対して、医師から「高齢であるがゆえの認知症という診断を下されて困っている」というものでした。
私は、代理人としてのお手伝いを引き受けしました。
そして最終的に、脳の障害は交通事故による後遺症であると認定され、賠償金を得ることができました。
医師の診断が確定してしまうと「なかなか覆すのは難しい」と思ってしまうかもしれませんが、「おかしい」ことは「おかしい」と主張することで、拓ける道も確かにあるんです。
そしてこれは全ての事件に言えることですが、目の前の依頼者は、私を信頼して事件の解決を託してくれます。 だから弁護士である以上、どんなに難しい問題でも「なんとかならないか」と必死で食らいつき、依頼者の信頼に報う努力を惜しんではなりません。
いつも誠実な対応をお約束いたします。 お困りのことがあれば、お早めにご相談ください。
