法律家としての知見と介護経験者の目線を活かし、高齢者に関する問題解決を真摯にサポート
依頼者が喜ぶ姿を力に、業務に邁進
ーー弁護士を目指したきっかけや理由を教えてください。
大学に入学する時は法律よりも経営に興味を持っていたため、法学部ではなく政治経済学部に進学しました。起業家を育てる研究室に参加し、講師や起業家として活躍している先輩方の話を聞いて起業について学んでいたときに、「最近は手に職を付けて、副業として起業する人が多い」という話を聞いたんです。
ベンチャー企業の約9割が、起業から10年以内に倒産すると言われています。私も起業するのならリスクヘッジのために資格を取った方が良いと考えたのが、最初のきっかけでした。
資格試験には色々ありますが、その中でも司法試験を選んだのは、合格率が低い難関試験に挑戦したいと思ったからです。また、働き方が自由に選べる弁護士という職業に魅力を感じました。
はじめは資格を取ることが目的でしたが、今は弁護士の仕事にやりがいを感じています。人の役に立ち、感謝されることに達成感があります。これからもone of themにならず、一つ一つの事件に真摯に向き合いたいと思います。
ーー注力している分野を教えてください。
相続や成年後見といった、高齢者にまつわる問題に注力しています。司法試験の受験生だった頃、勉強をしながら祖母の介護をしていたので、高齢者や介護に関する事柄は私にとって身近な問題でした。
身の回りの世話をすると喜んでくれる祖母の姿を見て、当時から介護の重要性や高齢者問題に関心を持っていたのですが、弁護士登録後に高齢者からの相談を受ける機会がたびたびああり、弁護士としてお力になれることがあると確信しました。
介護業界の知識を深めるために、介護福祉経営士の資格も取得しました。少子高齢化によって今後ますます増えることが予想される高齢者問題に、経験と知識を活かして取り組んでいきたいと考えています。
介護福祉経営士の資格を活かした取り組み
ーー高齢者問題における強みを教えてください。
介護福祉経営士の資格を取得しているため、介護福祉経営に関する法制度、財務会計、リスクマネジメント、人材育成など多岐にわたる知識を修得しています。これらの知識を活かして、介護施設に対して福祉的知見を活かしたリーガルサービスの提供が可能です。
介護施設の運営・経営に精通していることは、利用者側からの相談にも活かせると考えています。例えば、利用者と施設との間でトラブルが起こった際に、施設側がどのように考え、行動するかの予測を立て、適切なアドバイスが行えます。
また、祖母の介護を経験したことで、要介護認定の実情や民生委員の活動内容を理解しています。法律家としての俯瞰的視野と介護実務を経験した当事者としての目線、双方を持ち合わせていることで、高齢者問題で悩みを抱えている方に適切なサポートを提供できます。
ーー仕事をする上で心掛けていることはありますか?
わかりやすく丁寧に説明するのは当然ですが、法的な問題を嚙み砕いて、平易な言葉で説明することを意識しています。
専門家同士が専門用語で会話するのは簡単ですが、平易な言葉で説明できなければ真に理解しているとは言えないと考えています。
また、自分が担当する事件は、細かな事務作業なども自分で行うようにしています。例えば相続案件を扱う時に、事務員に依頼者の家系図を作成してもらい、それを資料として依頼者と話を進めることも可能です。
しかし私は、自分で戸籍を読み込み、家系図を作ります。
多くの方は、自分が生まれる前の戸籍を知りません。打ち合わせの際などに調べたことを話すと「自分の出自や家族の歴史を辿ることができて嬉しい」と喜んでいただくこともあります。
弁護士は依頼者以上に事実関係を把握すべきと考えています。それは事件解決のために必要なだけでなく、依頼者との信頼関係を築く上でも大切なことだと思っています。
「勇気を出して相談して良かった」と思ってもらえるように
ーー趣味や休日の過ごし方を教えてください。
スポーツが好きで、小学校から高校まではずっと野球をしていました。社会人になってからもキックボクシングやフットサルをしていたのですが、子どもが生まれてから、休日は子どもと過ごすための時間になりました。
ーー最後に、法律トラブルを抱えて悩んでいる方へメッセージをお願いします。
「弁護士に相談するのは敷居が高い」という方もいると思いますが、相談に来た方が話しやすいと思える環境作りを心掛けていますので、気軽にご相談ください。
勇気を出して相談に来てくれた方に、「相談して良かった」と思っていただけるよう、精一杯力を尽くします。