リーガルアクセス問題を解消、横浜市青葉区に根付いて地域に貢献 「不安を安心に変えるお手伝いを」
父親の影響で弁護士を志す
ーー弁護士を目指したきっかけを教えてください。
大きくふたつあります。ひとつは、小さい頃から父親と、大河ドラマをよく一緒に見ていて、参謀や軍師のような存在に憧れるようになったこと。「格好いいなあ」と思って見るうちに、「今の時代ならどんな仕事かな?」「頭を使って、それが勝ち負けに依拠するような仕事がいいな」と思って、弁護士が近いんじゃないかと考えるようになりました。
もうひとつは、父親が学歴で苦労していたこと。うちの父親は実家が裕福ではなく、成績がよかったにもかかわらず、大学に進めなかったんです。泣く泣く高卒で上京したのちサラリーマンになったのですが、それなりに頑張ってやってきたものの、会社では学歴で評価されてしまっていて…。
そんな父親の姿を見てきたので、「自分の力以外の部分で評価されるような組織では働きたくないな」と思うようになりました。小学5年生の頃、学校で将来の夢を発表する時間があって、そのときにはすでに「弁護士になりたい」と話していましたね。
ーー先生は相模原市のご出身だそうですね。どんな子どもでしたか。
男4人の兄弟なんですけど、兄がいて、下の弟たちが双子で、それぞれ2歳ずつ離れているんです。兄弟みんなで公園に行って、近くにいる子を誘ってサッカーやったりして遊んでいましたね。性格的にはあんまり目立つのが嫌いというか、なるべく目立たないようにしている子どもでした。
ーー大学は早稲田のご出身とのことですが、卒業後、司法試験合格される前に大学院に進学されています。その理由は?
本格的に勉強を始めたのが大学4年生の頃だったのですが、当時の司法試験は合格率が2~3%でした。なので、「学歴を捨てて賭けに出るか、諦めて就職するか」と、すごく迷った時期もあったんです。
でも、もともと昔から「弁護士になりたい」という夢を持って大学に進学したので、受かる気は全然しなかったんですけど、留年せずに大学を卒業をして、塾講師のアルバイトしながら勉強を続けることにしました。
ただ、あまりにも受かる希望が持てなくて。自分でも「いつ受かるんだろう」と怖くなり、周りに勉強仲間がいる環境に戻りたいなと思うようになったんです。そこで、勉強する環境を得るために中央大学の大学院に入りました。刑事法専攻でしたね。
横浜市青葉区に根ざし、地域に貢献
ーー注力分野と、その理由を教えてください。
神奈川県のマチベンなので、色々な仕事をやるんですけど、特に注力しているのは、相続関係や損害賠償、債権回収などです。
横浜市青葉区という土地は、どの裁判所からも遠くて、弁護士も比較的少ないんです。なので、地域に貢献したいという気持ちは強いです。
ーーホームページにも「リーガルアクセス」という言葉で、法律事務所が都市部に偏っている問題について書かれていますよね。
以前、「法律相談センター運営委員会」という委員会に入っていたんですけど、そこで弁護士の分布を見る機会がありました。昔は今よりも弁護士が少なくて、横浜で言えば関内など、裁判所周辺に弁護士事務所が集中していたんです。その結果、相談者のほうがわざわざ遠くまで出向いて相談しなければならない状況でした。でも、近場で相談したい方もいらっしゃいますよね。そういう意味で、リーガルアクセスのよくない地域で開業したいとずっと思っていました。
ーー先生が相模原市のご出身ということも影響していますか?
そこはあんまり関係ないかもしれません。もともと、私は桜木町にある事務所に5年ほど勤めていて、それから独立したんです。その結果、「元のお客様と、地元の地縁を生かしたお客様の両方の案件を扱えるような場所」という意味で、青葉台を選びました。
ーー地域への貢献と言えば、先生は「ぐるっとママ」というサイト(横浜版)でも記事を書かれていますよね。
そうですね。「ぐるっとママ」はシングルマザーのポータルサイトなので、記事の内容としてシングルマザーに関連しそうな、養育費や借金といった内容を選んで執筆しています。
医者と同じく、しっかりとリスクを伝える
ーー先生が仕事をするときに心がけていることは?
ひとつひとつ、目の前の仕事に全力を尽くすこと。ありきたりな言葉ですが、丁寧でわかりやすい説明をすること。あとは、リスクに関する説明にも気をつけています。強気な弁護士が好きな人にとっては、悪いことばかり言われるのは嫌かもしれません。でも、お医者さんと同じで、弁護士もしっかりリスクを伝えるべきだと思うんです。
たとえば、離婚であれば「この事案であれば調停までいくのはいいけれど、裁判に発展した場合に、裁判所が認める離婚事由になるかは厳しいかもしれません」とか、相続であれば「遺産分割で、必ずしも自分の望む遺産が取れるわけではありませんよ」「寄与分や特別受益を主張された場合、これぐらい減額される可能性があります」など、そういう見通しですね。
ーー弁護士として活動してきた中で、印象的だったエピソードは?
娘さんがお亡くなりになった事故の裁判に、交渉段階を含めると4~5年ほど関わったことがあります。当然、ご両親もすごく落ち込まれていたのですが、一緒に戦って、満額の結果ではなく、娘さんはかえってこないので、本当の納得ではなかったんですけども、真相の究明や戦う姿勢という点では、ご両親もある程度結果にはご納得頂けたと思っています。亡くなった方には弟さんがいらっしゃったんですけど、裁判をきっかけに法曹を目指すことにしたとあとで聞きました。そのときは、すごく嬉しかったですね。
ーー依頼者に寄り添ううえで、なにを注意されていますか?
個人的には、寄り添うということを一番に重視してるわけではないんです。それよりも、事件を一生懸命やること。それこそが一番に弁護士がすべき仕事だと考えていますし、一生懸命関わる姿を見ていただけると、依頼者も自然と信頼もしてくださると考えています。
「不安を安心に変えるお手伝いを」
ーー休日の過ごし方や趣味を教えてください。
ドライブや山登り、あとはお酒や旅行なども好きです。基本的に外に出て何かすることが多いですね。とくにワインや温泉、ほうとうなどが好きなので、コロナ以前は山梨県に行くことが多かったです。フットサルも好きで、よくしています。
ーー弁護士としての今後の展望は?
先ほど申し上げたように、横浜市青葉区を中心に、企業や個人をサポートし、地域の経済発展に貢献できたらと思っています。ゆくゆくは、支店展開もしていきたいと考えています。
ーー最後に、法律トラブルを抱えて悩んでる人へのメッセージをお願いします。
不安な気持ちを抱えたまま生活するのは、すごくストレスであり、不幸だと思うので、そういった方が安心して生活できるようにお手伝いしていきたいと思います。まずは気軽にご相談ください。不安を安心に変えるお手伝いをさせていただきます。