
常に依頼者に寄り添い、どんな局面でも決して諦めない
依頼者に不安な思いをさせないために
ーー弁護士を目指したきっかけや理由を教えてください。
思春期のころ、歯医者をしていた父親への対抗心のようなものがあって、「父が歯医者なら私は弁護士を目指そう」と考えたことが最初のきっかけです。もともと、弁護士が主役の映画やドラマなどを通じて、「弁護士ってかっこいいな」と漠然とした憧れを抱いていました。
ーー注力している分野を教えてください。
使用者側の労務問題、著作権侵害や誹謗中傷などのインターネットトラブル、相続に注力しています。
まず使用者側の労務問題についてですが、歯医者を営む父親のもとで育ったことで、中小企業の経営者側の苦労や悩みに共感できる点が多く、そういった方々のお力になりたいと思ったことがきっかけで、精力的に取り組んでいます。
次にインターネット問題についてですが、顧問先の中小企業の方から企業に関する誹謗中傷がインターネットに書かれているとご相談を受けたことがきっかけで取り組むようになりました。
「採用や業務にもかなり支障が出ている」と非常に切羽詰まった様子だったので、インターネット問題に関する文献を徹底的にリサーチして、発信者情報の開示と誹謗中傷の投稿の削除を実現することができました。
その後も類似の相談が増えてきたので積極的に取り組むようになりました。今では非常に多くの案件に携わっています。名誉毀損やプライバシー侵害、著作権侵害といったトラブルです。個人から企業、被害者から加害者まで、様々な立場の方々から相談を受けています。
最後に相続問題についてですが、高齢社会の現代、ますます必要とする方が増えていく分野だと思い注力しています。相続診断士という資格も取得して、相続税などの具体的な算出など、法的な手続き以外の部分でも依頼者にとってより具体的でイメージしやすい解決の方向を提示しています。
ーー仕事をする上で心がけていることは何ですか?
依頼者に不安な思いをさせないように、必要な手続きや連絡、事務処理はできる限り迅速に行うことを心がけています。
できる限り依頼者の話に耳を傾け、寄り添うことも大切にしています。もちろん法律には限界があるので、すべて依頼者の希望通りにいかないこともありますし、現実的なお話もしなければいけません。
ですが、話を聞くことで少しでも相談者の不安な気持ちを取り除くことができればと思っていますし、法律の観点から、できるだけご希望に沿った代替案を提示できるよう心がけています。
ーーどんなときに弁護士としてのやりがいを感じますか?
弁護士というのは、依頼者の人生に大きく関わる非常に責任の重い仕事です。そして、取り組む案件の中にはあまり勝ち筋が見えず、なかなか苦しいものもあります。
でも、どんな局面でも決して諦めずに取り組むことで、有利な結果に終わることができたり、依頼者の損害を最小限にとどめることができたりします。そんな時に、「先生に依頼したからこそ、この結果で終わらせることができた」と依頼者に言っていただけると本当に嬉しいですし、やりがいを感じますね。
「ほんの10分でも15分でも、気軽に相談を」
ーー今後の展望についてお聞かせください。
注力分野の専門性をさらに高め、今後も依頼者一人一人に満足してもらえるように精一杯努力していきたいと思います。また、企業法務に関してはトラブルの予防といった観点からもサポートしていきたいと考えています。
そして、ゆくゆくは新しく弁護士を事務所に雇い入れて、どんなときでも諦めず、依頼者に親身に寄り添う弁護士になってくれるよう指導していきたいと思っています。
ーー法律トラブルを抱えて悩んでいる方へメッセージをお願いします。
実際に依頼する・しないに関わらず、まずは話してみることが大切だと思います。話してみることで、意外にあっさり解決できる問題だと分かる場合もありますし、解決するにはどうすべきか、といったことが分かり、気持ちが楽になることもあるかと思います。
今は無料相談を行っている事務所も非常に多いので、まずはほんの10分でも15分でも、気軽にご相談いただけたらと思います。