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ラルク30周年ライブの座席変更は不当表示 消費者庁「実際より著しく優良と示している」
チケット予約の画面(消費者庁HPより)

ラルク30周年ライブの座席変更は不当表示 消費者庁「実際より著しく優良と示している」

ロックバンド「L'Arc-en-Ciel」結成30周年の記念ライブで、座席レイアウトが直前に変更され批判が集まった問題で、消費者庁は2月16日、ラルクのプロダクションなど3社に、景品表示法違反(優良誤認)があったとして、措置命令を出したと発表した。

●あたかも「アリーナ確約」のように表示

問題となったライブは、2022年5月21、22日に東京ドームで開催された。消費者庁によると、オフィシャルウェブサイトなどで2022年1月1日〜5月18日、「会場の座席レイアウトはこちら」との記載で、あたかもSS席を購入すれば1階アリーナ席、S席なら1階スタンド席、また、A席はバルコニー席又は2階スタンド席で見られるよう表示していた。

しかし実際には、SS席でも1階スタンド席の場合があり、S席は主に1階スタンド席でも後方で、バルコニー席又は2階スタンド席だったりする場合があった。またA席は2階スタンド席後方でしか見られなかった。

変更前と後の座席レイアウト

消費者庁は、共同でライブを運営したプロダクション、チケットサービス会社、イベント会社の3社に「実際のものよりも著しく優良であると示すもので、景品表示法に違反する」と指摘。再発防止策を講じ、役員や従業員に周知徹底することなどを求めた。

座席は全席指定で、ステージに近い座席順にW会員シート(2万2000円)SS席(2万2000円)S席(1万6500円)A席(1万1000円)だった。

この記事は、公開日時点の情報や法律に基づいています。

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