「以前勤めていた職場に謎の暗黙のルールがありました。上司とカーディガンの色がダブってはいけない、という何とも意味不明なものです」。
弁護士ドットコムニュースのLINEにこんな驚きの体験談を寄せたのは、愛知県の40代の藤宮あかりさん(仮名)です。以前勤めていた病院でのルールについて、詳しく話してくれました。
●「え、無理じゃない…?」
藤宮さんが看護助手として入職した病院では、看護師と看護助手は寒い場合、半袖の白衣の上に「黒か紺かグレーの華美でないカーディガン」を着用しても良いという規定がありました。
病院は暖かく12月ごろは半袖で過ごしていた藤宮さんでしたが、真冬は廊下がものすごく寒いので、2月ごろからカーディガンを羽織るようになりました。
(On and On / PIXTA)
それから数週間が経った時のことです。同じ部署の看護助手の先輩から「看護師長があなたと同じグレーのカーディガンを着ていた。師長と同じ色は着ちゃダメだよ」と言われました。
「え、無理じゃない…?」。驚いた藤宮さんは、看護師長のもとを突撃。「私入職したばかりで、先ほど初めて先輩に同じ色は着ないようにと教えてもらいました。たまたま被ってしまってすみません」と謝りながら、「謎ルール」の探りを入れたそうです。
すると驚くことに、看護師長も「えっ何それ」「誰かとダブったりというルールは一言も言ったことないし、そんなこと初めて聞いてビックリだなあ」とルールについて全く知らなかったというのです。
「他の課ではそうしたルールはなく、結局どういった経緯でこのルールができたのか分かりませんでした。ただ、看護助手は私以外カーディガンを着ていなくて、私もルールが面倒臭くて寒かったけど着なくなってしまいました」と藤宮さん。
結局1年ほどで退職することになりましたが、「看護師長が全体で撤回することもなかったので、まだルールは続いているんじゃないでしょうか」と苦笑していました。