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「トリプル不倫」をバラしたい! 慰謝料請求続発の修羅場になる可能性も
矢印が慰謝料請求の対象です

「トリプル不倫」をバラしたい! 慰謝料請求続発の修羅場になる可能性も

既婚者同士のダブル不倫という言葉をよく聞くことがありますが、弁護士ドットコムの法律相談コーナーには、「トリプル不倫」をしているという方から質問が寄せられていました。

その相談者の既婚女性(図のB子さん)は、既婚者の男性(図のA男さん)とダブル不倫をしていたそうですが、A男が同じ職場の別の既婚女性と仕事終わりに待ち合わせをしたり、「ホテルに入って行くのも目撃した」そうです。B子さんは「彼にからかわれてたとしか感じません」として、2人のそれぞれの配偶者に不貞行為を密告しようと考えているそうです。

このようなトリプル不倫が起き、全ての利害関係者が慰謝料請求をしようとした場合、どうなるのでしょうか。

●A男さんに向けられた3つの矢印

基本的に、不倫の慰謝料請求は、配偶者とその不倫相手にできるという前提で考えます。そうすると、A男さんがどうなるのかを考えてみましょう。まずはA男さんの妻から請求です。さらに、B子さんを含む2人の不倫相手の配偶者2人から請求される可能性があります。この記事の図でみると、3つの矢印が向けられているのがわかります。

B子さんを含む2人の不倫相手も無傷ではいられないかもしれません。まずはA男さんの妻からの請求がありえます。さらに、そのようなトラブルが勃発すると、自身の配偶者にバレてしまう可能性もあります。そうなると、2つの矢印が向けられることになります。

B子さんがもし、不倫関係を全部バラしてしまうと、そこが導火線となるかもしれません。もちろん、すべてが慰謝料請求まで至るかどうかはわかりませんが、恐ろしい修羅場になる可能性があります。

【監修】

澤藤 亮介(さわふじ・りょうすけ)弁護士

東京弁護士会所属。離婚、男女問題、労働問題などを中心に取り扱う。自身がiPhoneなどのデバイスが好きなこともあり、ITをフル活用し業務の効率化を図っている。日経BP社『iPadで行こう!』などにも寄稿。

事務所名   :新宿キーウェスト法律事務所

事務所URL:http://www.keywest-law.com

(弁護士ドットコムニュース)

この記事は、公開日時点の情報や法律に基づいています。

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