『42歳の主婦です。 先日、夫の浮気が発覚し、離婚を決心しました。裁判をしてでも離婚をするつもりです。 夫が浮気したことを証明して、慰謝料も請求したいと思いますが、夫に反論の余地を与えないようにするには、どのような証拠があれば良いですか？』
（質問は弁護士ドットコムの法律相談コーナー「みんなの法律相談」に寄せられた相談をもとに編集部が作成しました）
A. 小澤和彦弁護士「夫がどんな言い訳をするか想定してみましょう」
反論の余地を与えない「かたい証拠」とは何か？
妻が突きつけた「証拠」に対して、夫がどのような言い訳をしてくるかを想定するとわかりやすいでしょう。
携帯電話の着信・発信記録は、怪しいと感じるでしょう。会話内容の録音でもない限り「仕事の話だ」などと反論される可能性が高いです。
いっぽう、メ－ルなどで「愛してる」「会いたい」などの文章が含まれていれば、言い訳できるはずもなく、浮気の証拠となるでしょう。
もっと言えば、浮気現場を押さえた写真やビデオがあれば、ぐうの音も出ない「かたい証拠」といえます。
ただ、写真やビデオは、通常、探偵会社に頼まなければ入手は難しいですから、費用対効果をよく考えて判断した方がよいでしょう。
（弁護士ドットコムライフ）
