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ちいかわ転売、ボンドロ開店アタック、声の権利…「流行語」の裏側で起きた法律ニュースで振り返る2026年
ちいかわ(公式サイトから)

ちいかわ転売、ボンドロ開店アタック、声の権利…「流行語」の裏側で起きた法律ニュースで振り返る2026年

今年の世相を映す「新語・流行語大賞」のノミネート30語が11月5日に発表された。

このうち少なくとも10語は、弁護士ドットコムニュースでも取り上げてきた言葉だ。

「ちいかわ」の転売問題から、自転車の「青切符」、生成AIによる「声の権利」をめぐる問題まで──。

話題になった言葉を通じて、2026年を振り返る。

●記事本数1本:「酷暑日」

まずは、本数の少ない言葉から順に振り返っていこう。

気象庁は今年、最高気温が40℃以上の日を「酷暑日」と名付けた。

弁護士ドットコムニュースでは、猛暑の中で働く宅配ドライバーの暑さ対策を取材した。

日本郵便は一定の条件下で配達を休止する基準を設け、ヤマト運輸はファン付きベストを累計10万着導入した。

過酷な環境で働くドライバーを守るため、置き配の活用など、荷物を受け取る側にできることも問われている。

https://www.bengo4.com/c_5/n_20839/

●記事本数2本:「データセンター」「ドパガキ」「消費税1%」

「データセンター」は、秋田県職員のオンライン会見の騒動で登場した。

8月6日、県内の大規模データセンター整備に関する説明会に、県職員がホテルからバスローブ姿でオンライン出席した。

当初は「自宅にいた」と説明していたが、うそだったことが判明し、停職6カ月などの処分を受けた。

記事では、処分は重すぎなかったのか、相手が「不倫相手」だったとまで公表する必要があったのかを検証した。

https://www.bengo4.com/c_5/c_1625/c_1671/n_20821/

「ドパガキ」は「ドーパミン」と「ガキ」を組み合わせた造語。ショート動画やゲームにのめり込む子どもや若者を揶揄する言葉だ。

記事では、親が子どものスマホを「強制没収」することの是非を取り上げた。読者からは、子どもにスマホを持たせることについて「ナイフや銃を渡すようなもの」との声も寄せられた。

https://www.bengo4.com/c_23/n_20944/

「消費税1%」は、政府が9月15日に決めた税制改正大綱に、2年間限定の「食料品の消費税1%減税」として盛り込まれた。

読者からは、値札やレジの変更を2回迫られる事業者の負担を案じる声が届いた。

税負担の重さを「令和の五公五民」と表現する声もあり、税の使い道に対する不信感も根強い。

https://www.bengo4.com/c_18/n_20931/

●記事本数3本:「ボンボンドロップシール」(ボンドロ)

女児を中心に大流行した立体シール「ボンボンドロップシール」。

開店と同時に売り場へ駆け込む「開店アタック」で、高齢女性が転倒したとの報告もあった。

渋谷ロフトなど、販売を当面見合わせる店も現れた。

乳幼児の誤飲リスクや、シール帳からシールを抜き取られるトラブルなど、人気の裏で思わぬ問題も浮上した。

https://www.bengo4.com/c_23/n_19925/

●記事本数5本:「青切符」

4月に始まった自転車の「青切符」(交通反則通告制度)。対象となる交通違反は113種類にのぼる。

とくに、手信号の義務と歩道走行の原則禁止をめぐっては、幼児を乗せる保護者から「手信号だけは無理ゲー」「幼児を乗せて車道は危険すぎる」と困惑の声が広がった。

編集部にも「インフラが整っていない」との声が届いた。

弁護士は、手信号をしなかっただけで直ちに青切符は切られるわけではないとの見方を示す一方、現実に即したルールへの見直しを求めた。

https://www.bengo4.com/c_1009/n_20249/

●記事本数6本:「声の権利」「パンチくん」「りくりゅう」

6本の記事で取り上げた言葉は、3つ並んだ。

「声の権利」では、生成AIを使って声を無断で模倣されたとして、声優の津田健次郎さんが動画の削除を求めた訴訟を取り上げた。

東京地裁は9月、問題の動画が削除されたことを理由に請求を棄却した一方、声もパブリシティ権の対象になると初めて判断した。

ただし、具体的な判断基準は示されず、投稿者の特定も難しいという課題が残る。

日本俳優連合は、事業者向けのガイドラインを公表した。

https://www.bengo4.com/c_18/n_20987/

「パンチくん」は、母ザルに育児放棄され、ぬいぐるみにしがみつく姿で人気を集めた市川市動植物園の子ザルだ。

人気に便乗して無断でグッズが作られるなどの問題も起きたが、弁護士は販売の差し止めは難しいとの見方を示した。

5月にはサル山への侵入で逮捕者が出たほか、園は腕章を着けた飼育員の撮影を禁止した。

https://www.bengo4.com/c_23/n_20617/

「りくりゅう」は、五輪のフィギュアスケート・ペアで金メダルを獲得した2人の愛称だ。

2人の関係を邪推するSNS投稿や、衣装を透けさせた加工画像が相次いだ。ペアのリフトをまねた結果、ケガをして病院を受診したというSNS投稿もあった。

弁護士は、衣装を透けさせた加工画像について、肖像権侵害にあたる可能性が高いと指摘した。

8月の婚約発表も記事にした。選手に向けられるSNSの視線や、プライバシーのあり方が問われた一年だった。

https://www.bengo4.com/c_23/n_20019/

●9本:「ちいかわ(現象)」

編集部が最も多い9本の記事で取り上げたのが、「ちいかわ」だ。

1月の牛丼チェーン「松屋」コラボでは、初日から転売が目立った。

8月からの「くら寿司」コラボでは、景品のフィギュアが出ないとの声が相次ぎ、従業員の不正が判明して企画が中止に。配布前の湯呑みがメルカリに出品される騒動も起きた。

さらに、映画の上映中の撮影疑惑や、自作フィギュアのSNS公開をめぐっても議論が起きた。

絶大な人気を誇る一方、転売や著作権をめぐる問題が相次いだ一年だった。

https://www.bengo4.com/c_1009/n_20889/

「2026 T&D保険グループ新語・流行語大賞」のトップテンは、12月1日に発表される。

この記事は、公開日時点の情報や法律に基づいています。

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