「モーニング娘。」元メンバーでタレントの辻希美さんが12月7日、自身の公式ブログで、乗用車を運転中に自転車と接触する事故を起こしたことについて「誠に申し訳ございませんでした」と謝罪した。
辻さんは12月4日夕方頃、東京都板橋区で乗用車を運転している際、女性がこいでいた自転車と接触。女性にケガはなかったが、警察が事故状況を調べていることが、7日になって報じられていた。
●ブログに掲載された謝罪全文
一部報道にありました通り、先日私が運転していた車で自転車の方との接触事故を起こしてしまいました。
幸いお相手の方に怪我はなく大事には至りませんでしたが、心よりお詫び申し上げます。
日頃から常に気を付けて運転しておりましたが、改めて気を引き締め、交通ルールや自分の行動によりいっそう気をつけて参ります。
また、お仕事関係者の皆様にもご迷惑をおかけしてしまったこと、深く反省しております。
この度は誠に申し訳ございませんでした。
辻希美
●事故を起こしたら、ドライバーの義務を果たすべき
交通事故を起こしたドライバーは、直ちに車両等の運転を停止して、負傷者を救護し、道路における危険を防止する等必要な措置を講じ(救護等の措置義務)、警察官に対し事故の発生日時等の報告をしなければならない(報告義務)。
これら義務を果たさずに事故現場から立ち去れば、いわゆる「ひき逃げ」となる。事故後、辻さんがどのような対応をとったかは明らかでないが、報道の限りではひき逃げ事案とはなっていないようだ。
たとえ、事故直後にケガがないように思えても、後日体調が急変するケースもある。また、報告義務を怠っただけでも道交法違反として刑事責任を問われる可能性はある。
事故を起こさないことがベストだが、仮に事故を起こした場合は、どんな軽微な事故であっても、警察への報告を欠かさず、被害者に医師の診察を受けさせるなどの措置を講じることを肝に命じておくべきだ。