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悲劇!子どもが駐車場で隣の車に「ドアパンチ」…しかも修理代は100万円!?(上)
(イラスト/fmwork)

悲劇!子どもが駐車場で隣の車に「ドアパンチ」…しかも修理代は100万円!?(上)

飲食店やスーパーの駐車場で、隣の車にドアをぶつけてしまい傷がついてしまった——。車に乗っている人なら、一度はこうした「ドアパンチ」事故を見聞きしたことがあるのではないでしょうか。

弁護士ドットコムには「子どもが隣の車のドアを傷つけてしまった」という相談が複数寄せられています。もし相手から一方的な請求を受けた場合、どうすればいいのでしょうか? イラストと共に解説します。

●気付いた時には、時すでに遅し…

息子の歩夢(9)は、小学3年生。サッカーが大好きな男の子です。そんな歩夢と私が、まさかあんな事件に巻き込まれるなんて——。

あの日は、朝からサッカーの試合で遠征していた歩夢。夕方、教室までお迎えに行くと「ママ、お腹がすいたよ!」と大騒ぎ。家に帰るまで待てないと言うので、帰り途中、ファミレスに立ち寄ることにしたんです。

今考えると、歩夢はお腹がすいていたのもあり、気持ちがはやっていたんだと思います。

ファミレスの駐車場に着いて、外に出ようとしたその時。

歩夢が勢いよくドアを開けてしまい、ドアは「ガンッ」と音を立て、横の車にぶつかってしまいました。「あっ!」と気付いた時には、時すでに遅し…。

いつも「ドアを開けるときは気をつけてね」と繰り返し言い聞かせていたのですが…。

慌てる私でしたが、隣の車の運転席から異様に鋭い視線を感じ、青ざめました。

これはマズイ。そう思った矢先、運転席から派手な風貌の男性が「おい、ちょっと何した?」と怒鳴りながら、運転席から出てきました。

恐る恐るドアを引いてみると…。

●左ドアについてしまった傷

相手の左ドアに真っ直ぐ傷がついていました。車は改造車で、とても高そうなものでした。

「ありえねぇ」とイラつく様子の男性。さっきまで元気だった歩夢も、男性の様子にすっかりおびえてしまっていました…。

「申し訳ありません!」。私もとても怖かったのですが、母親として真摯に対応しようと、震えながら謝罪しました。

男性は車の改造費用に500万円もかけたそうです。

私は「すみません」とひたすら謝罪を続けていましたが、それでも男性は興奮冷めやらない様子。「おい、ふざけんじゃねえよ」とすごい剣幕で怒鳴ってきます。

すると男性は「知り合いの車屋にちょっと電話すっから」と電話をし始めて…。

そして電話が終わると…。

男性は「これはドア一式取り替える必要がある。100万円はかかるから払ってもらう」と言って来たんです。

あまりの金額に、思わず「えっ、100万円?それはいくら何でも…」と本音が漏れてしまいました。

「お母さん当然責任取ってくれるんですよねぇ」と詰め寄られた私。一体、どうなってしまうのでしょうか?

下に続く!

(弁護士ドットコムに寄せられた相談を元にしています)

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