ガッキーがママに──。俳優の新垣結衣さんと、歌手・俳優の星野源さん夫妻に第1子が誕生した。星野さんの所属事務所の公式サイトなどで10月13日に発表された。
2人はそれぞれSNSでも出産を報告。突然のうれしいニュースに、SNSでは「おめでとうすぎる」「無理せず、ゆっくり休んでね」など、祝福の声が広がっている。
新垣さんと星野さんといえば、2016年に放送されたTBS系ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(通称「逃げ恥」)で共演。
劇中では「契約結婚」から始まる夫婦を演じ、2021年には現実でも結婚したことで大きな話題を呼んだ。
そんな2人の間に生まれた子どもだけに、SNSでは「ガッキーの子どもに転生したい」といった声も。
もちろん冗談だろうが、残念ながら今からでは間に合わない。
では、もし新垣さんと星野さんの子どもとして生まれたら、どんな人生が待っているのだろうか。
●芸能人の子どもに生まれたら「特別な権利」がある?
法律の観点から、少し真面目に考えてみたい。
まず、子どもには、親から養育や扶養を受ける権利がある。民法では、親は未成年の子どもを養育する義務を負い、生活費や教育費などを負担することになる。
ただし、芸能人の子どもだからといって、特別な法律上の権利が与えられるわけではない。
どれほど有名な親であっても、法律上の親子関係は一般の家庭と変わらないのだ。
●気になる「遺産相続」はどうなる?
一方、気になるのが相続だ。
民法では、子どもは親の法定相続人となる。
仮に一方の親が亡くなり、その配偶者と子ども1人が相続人となる場合、法定相続分はそれぞれ2分の1だ。
ただし、これはあくまで法律上の割合。実際にどれだけの財産を相続するかは、遺言や財産の状況などによって異なる。
2人がどれほどの財産を持っているのかはわからない。子どもが将来、必ず莫大な遺産を受け取れるという話でもない。
●「ガッキーの子ども」でもプライバシーは守られる
そして、もう一つ重要なのがプライバシーだ。
芸能人の子どもであっても、当然ながら肖像や私生活に関する権利は保護される。
親が有名だからといって、子どもの写真や通っている学校、生活情報などを自由に公開してよいわけではない。
たとえば、街中で親子を見かけたからといって、無断で写真を撮影し、SNSに投稿すれば、プライバシー権や肖像権の侵害が問題になる可能性がある。
どんな家庭に生まれても、子どもは親とは別。一人の人間だ。
「ガッキーの子どもになりたい」というファンの夢はかなわなくても、生まれてきた子どもが健やかに育つことを願いたい。