「最近のヤマト運輸 どういう契約なのかわからないけど 完全に私服の人が来ることがある」
10月3日、Xにこんな書き込みがあった。
投稿者は続けて「初だと無視しかねないので 帽子とか1つでも 制服身に着けてもらえないだろうか…」とつづっている。
この投稿は10月7日時点で629万回以上表示され、4.4万件の「いいね」がつくなど、大きな反響を呼んでいる。
400件を超える返信には、同じような経験をした人や、不安を感じる人からの声が寄せられている。
「うちも一回ありました」
「私服だったら身分もわからないからドアを開けたくなくなるわぁ」
「インターホンの画面に私服の人が映っていたらNHKかセールスだと思って出ないよ」
一方、「Amazon配達員とかも全員私服ですよ」といった指摘もあった。
投稿者は翌日、「根本的な問題は不審者や詐欺の増加」と説明。初めて訪ねてくる人については、制服が身元を判断する手がかりになるとして、次のようにつづった。
「自衛手段の一つが初見の制服で お顔がわかる二度目ならば 私服でも問題無いよ」
実際、ヤマト運輸の配達員が私服で荷物を届けることはあるのだろうか。同社に取材した。
●ヤマト運輸「社員は制服着用が義務、委託先は私服の場合も」
ヤマト運輸は、弁護士ドットコムニュースの取材に対し、次のように説明した。
「当社では、社員に対しては集配業務中の制服着用を義務付けていますが、配達業務の一部を委託しているパートナーのスタッフについては、私服または委託先の事業者が指定する制服を着用して配達に伺う場合があります」
つまり、私服の人がヤマト運輸の荷物を届けに来ることはありうる、ということだ。
ただし、今回の投稿者のもとを訪れた配達員が、実際にどのような立場だったのかはわかっていない。
●「QRコード付きの名札を」安心できる仕組み求める声も
SNSでは、私服の配達員と不審者をどう見分けるかについて、具体的な提案もあがっている。
「制服支給が難しいのであれば、せめてQRコード付きの名札とか身につけさせて」
この投稿では、QRコードを読み取ると、正規の委託先の配達員であることを公式サイトで確認できる仕組みがあれば「安心」だとうったえている。
配達員の服装だけでなく、荷物を受け取る側が安心してドアを開けられる仕組みも求められているようだ。
ヤマト運輸は「今後も配達業務委託先の事業者と連携を図りながら、お客さまに安心してご利用いただけるサービスの提供に努めてまいります」とコメントしている。