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山口敬之さん、控訴審の陳述書を公開 伊藤詩織さん主張に「明らかなウソや矛盾」と反論
東京高裁の入る建物(Caito/PIXTA)

山口敬之さん、控訴審の陳述書を公開 伊藤詩織さん主張に「明らかなウソや矛盾」と反論

元TBS記者でジャーナリストの山口敬之さんから性暴力被害にあったとして、ジャーナリストの伊藤詩織さんが慰謝料などを求めた訴訟の控訴審。その第1回口頭弁論が9月21日、東京高裁で開かれ、双方の意見陳述があった。

翌9月22日、山口さんは、自身のフェイスブック上で陳述書を公開した。伊藤さんの「意思に反して性行為を強要された」という主張について、「明らかなウソや矛盾がある」と真っ向から反論する内容だ。

さらに、「あなた(編集部注:伊藤さん)のウソと思い込みで、私は社会的に殺され、取り返しがつかない被害に苦しめられています」「そのウソは、白日の元に晒される日が必ず来るでしょう」などと訴えている。

1審の主な争点は、性行為の同意があったかどうか。

東京地裁は2019年12月、山口さんの供述について「不合理に変遷しており、信用性には重大な疑念がある」と判断。伊藤さんの供述から、山口さんが合意のないまま性行為に及んだと認めて、330万円の支払いを命じた。

また、伊藤さんの記者会見などについて、山口さんは「名誉毀損だ」として、慰謝料など1億3000万円と謝罪広告をもとめて反訴していたが、「公共性および公益目的がある」として棄却されている。

控訴審は結審し、来年1月25日に判決が言い渡される。

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