ミャンマーのイスラム系少数民族「ロヒンギャ族」のうち、日本で暮らす人々が10月20日、同国大使館のある東京都品川区でデモ行進をおこなった。デモ行進に参加した約30人は、「お母さん(最大野党の党首であるアウン・サン・スー・チー氏)を守れ」と訴えた。
動画はこちらから
https://www.youtube.com/watch?v=BS7kQS9rB58
主催した「在日ビルマロヒンギャ協会」のアウン・ティン会長によると、ロヒンギャ族は旧軍事政権から迫害されて、その流れを汲む現在のミャンマー政府からも「ロヒンギャという民族は存在しない」という扱いを受けている。国籍や選挙権がない状況だという。
11月に予定されている総選挙では、同国の民主化の象徴であるアウン・サン・スー・チー氏が率いる野党「国民民主連盟(NLD)」の躍進が予想されており、政権交代の可能性もある。デモ行進したロヒンギャ族は、彼らの地位回復を期待して、選挙が公正に実施されるよう、ミャンマー大使館前などで大きな声をあげていた。