大阪地検トップだった北川健太郎元検事正が部下に対する準強制性交罪で起訴された事件をめぐり、7月17日、最高検察庁(東京都千代田区)前で、第三者による調査を求めるデモがあった。
小雨が降る中、約200人が参加し、「私たちの声が届いていますか?」と声を上げた。(弁護士ドットコムニュース・一宮俊介)
●第三者調査を求める中で新たな不祥事も
検察をめぐっては、東京地検特捜部に在籍していた男性検事が、捜査対象だった女性と不適切な関係を持っていた疑いが明らかになるなど、近年、不祥事や不適切事案が相次いでいる。
北川氏から性被害を受けたと訴える女性検事は、検察組織内で事実無根の噂を広げられるなど、二次被害も受けたとされる。
女性検事はこれまで繰り返し第三者による調査を求めてきたが、検察庁や法務省は応じていない。その間にも、新たな不祥事や性加害疑惑が表面化している。
●「権力者に負けないで」約200人が声
この日午後6時すぎ、最高検察庁前には、市民が次々と集まり、記者の目視で少なくとも196人を数えた。
参加者たちは、庁舎前の約3メートル幅の通路に並び、「検察、仕事しろ」「第三者委員会、設置しろ」「政府に忖度するな」などとシュプレヒコールを上げた。
また、「検察の不正を許すな」「権力者に負けないで」「私情を挟むな」などと書かれたプラカードを掲げ、声を振り絞ってうったえる人もいた。
大阪地検トップによる性犯罪事件の経緯(弁護士ドットコムニュース作成)
●オンライン署名に約13万人が賛同
真相解明などを検察庁に求めるオンライン署名は、Aさんが辞表を提出した4月30日以降さらに約4万筆増え、7月17日夕方時点の賛同者は12万9777人に上り、13万人に迫っている。