浅尾 美喜子 弁護士 インタビュー
弁護士を目指したきっかけ
私は慶応義塾大学の経済学部出身なのですが、当時は就職氷河期で、特に女性は厳しかったので、何か資格を取ろうと思いました。その資格の中でも、自分が確実に自立できる弁護士を選びました。
学生時代
司法試験の勉強はしておらず、ごく普通の学生生活を過ごしていました。経済学部所属だったので経済のゼミに所属しており、サブゼミもやっていたので、結構忙しかったです。
受験勉強で工夫していたこと
私は当時、慶応大学の司法研究室という組織に入っていて、そこで勉強していました。司法研究室は年間5000円(当時)払えば、先輩が勉強を教えてくれたり、ゼミ室を提供し答練までやってくれるという組織です。そこで、先輩や受験生同士で、色々議論し合いながら勉強できたのは効果的でした。
工夫していたこととしては、例えば、民法の基本書を読むという場合、まず目次を見て、自分の中で民法を組み立てるということです。これは受身ではなく、自分で能動的に構成を考えていく必要がある勉強法なので、力がついたと思います。
司法試験の知識で、実務で役立ったこと
法律は常に変わっていくものなので、実務で役立ったとすれば法律の基本的な考え方だと思います。法律の基本的な枠組みや、文章構成力や表現力でしょうか。
司法修習時代の経験や思い出
非常に楽しかった思い出ばかりです。温泉に連れて行っていただいたり、歌舞伎鑑賞もさせていただきました。もちろん勉強もしていましたが、色々な人にお会いしたり、パトカー試乗や万引き捜査研修など色々な経験を積ませてもらいました。
関心のある分野
民事再生や会社更生等の企業再生事件と医療過誤事件、犯罪被害者の弁護に関心があります。医療過誤は今後益々増加していくと感じております。現在対応できる弁護士は少ないのが現状です。犯罪被害者の弁護は今後弁護士が取り組んでいくべき分野だと考えております。
今後弁護士競争の時代が到来するので、自分にしかできない分野を開拓し、そこでの専門性を高めていきたいと思います。
最初に入所した事務所を選んだ理由
理由は3点あります。1点目は代表弁護士が若かったということ。2点目は複数のアソシエイト弁護士がいたこと。そして3点目は様々な事件を扱っていることです。やはりこのような条件の方が、自分自身が働きやすいと思いました。
独立の理由
自分のやり方で仕事をしたいという思いが強くなったからです。パートナー弁護士が複数人いればそれぞれ方針は異なります。例えば事務所経営における経費の使い方やサービス業としての感覚が異なっていたことなどが挙げられます。
そういった観点から、事務所経営の効率化をはかり、依頼者様へより質の高いサービスを提供したいと考え、独立しました。
依頼者に対して気をつけていること
依頼者の方が今何を望んでいらっしゃるか、ということを深く理解しようと心がけています。私の事務所の特徴は「質の高いサービス」なので、依頼者の方が望むことを叶えるために最大限の努力をしています。
また、弁護士はサービス業という認識の元に「接客」という点を重視しています。
休日の過ごし方
なるべく休日には頭をリフレッシュするよう普段と全然違ったことをします。現在はゴルフとピアノの演奏に熱中しています。ゴルフは適度な運動になり新たな発想がわいてきたりしますし、ピアノはとても楽しいので、リフレッシュの為や体力を保つには有効だと思います。
弁護士に最も求められると思う力
依頼者に信頼される力です。そのためには、知識はもちろん、人柄、事件の進め方など、人間としての総合力が不可欠だと思います。
ページを見ている方へのメッセージ
できるだけ早く相談して欲しいということです。もっと早くに相談に来ていれば、被害は少なくて済んだというようなケースが多々あるので、「事前に」相談に来てほしいです。
それから、依頼されるときは、複数の弁護士に会って、納得して依頼されることをおすすめします。
(2010年9月インタビュー実施)