依頼者の最大限の利益のために~まちの弁護士が遺産相続や借金など身近な問題を親身に解決
「まちべん」として依頼者の身近な困りごとに向き合う
ーー弁護士になった理由を教えてください。
ドラマや映画の影響を受け、子どもの頃から弁護士に対して漠然としたあこがれを抱いていました。法廷で闘うシーンが印象的で、証拠を積み上げて雄弁に語る姿に興味が湧いたのだと思います。そうしたあこがれから、法律を勉強してみようと思い、法学部へ進学することを決めました。
法律は社会的地位や経済力など関係なく、すべての人に対して公平な制度だと思います。地位の高い人でも法律を破れば罰せられますし、社会的な立場が弱い人たちにも法律は平等に適用されます。大学で法律を勉強していくなかで、この制度を活用して救いを求めている人をサポートしたいという気持ちが強くなり、弁護士になる決意をしました。
ーー注力分野を教えてください。
葛飾区のまちの弁護士、いわゆる「まちべん」として日々、依頼者の相談に応えています。高齢者の多い地域柄、相続問題に関する相談が多いです。コロナ禍で借金関係の相談も増えており、この2分野に力を入れています。
相続問題では、遺産分割でもめているという相談が多いように思います。相続人の一人が法律を無視して財産分与してくれないといった相談や、親と同居している家族が財産を使い込んでいるといった相談です。最近の傾向として、親と離れて暮らしているために「遺産がわからない」という相談も増えています。
遺言がない場合、遺産は法律に従って公平に分け合うことになっており、相続人の一部が極端に得をしたり損をしたりということが起こらない仕組みになっています。その原理に基づいて、依頼者の利益を実現できるように具体的なアドバイスをするよう心がけています。
借金問題では、依頼者の置かれている状況をしっかり把握し、各事案に最適な解決策を提案しています。
マイホームなどの財産を残したいという人であれば、自己破産ではなく個人再生を勧めています。また返済が難しいと思えるときは、「自己破産して人生をリセットしたほうが将来的にも良いと思います」と提案しています。
借金問題に関しては、中小企業や自営業者からの相談も受けています。最近はコロナ禍で経営に苦しんでいる飲食店や小売店等の事業者が増えている印象があります。今後ますます増えていくことが予想されますので、少しでも多くの方の役に立ちたいと考えています。
弁護士の仕事は「交通整理」
ーー仕事をする上で大切にしていることを教えてください。
「依頼者の利益を最大限に実現する」ということを常に意識しています。そのために尽力するのみです。
依頼者が望んでいないことを目指しても、意味がありません。依頼者の要望をしっかり理解した上で何が最善かを考え、目指すべきゴールを定めるように心がけています。また、法的な観点からみて難しいことはきちんと伝え、過度な期待を抱かせないよう気をつけています。
弁護士の仕事は「交通整理」のようなものだと思います。依頼者の話を聞いて問題点を見つけ、解決に向けて道筋をつけていく。それが弁護士の役目だと思っています。
ーー印象に残っているエピソードを教えてください。
高齢男性から依頼を受けた借金問題が印象に残っています。依頼者は当時60歳を超えていたのですが、借金によって20年以上も給料を差し押さえられていたのです。返済しても返済しても借金がなくならず、どうにもならなくなって相談に来たとのことでした。
「なぜこれまで自己破産をしなかったのか」と聞いたところ、「法律のことはわからないから、そういう方法があることを知らなかった」と言うのです。それまで多くの借金問題を扱ってきましたが、自己破産や債務整理という手段があることを知らない人がいたことに、少なからずショックを受けました。
私はすぐに自己破産の手続きを取りました。手続きに際して裁判所に行ったときは「なぜもっと早く自己破産しなかったのか」と、面接をした裁判官も驚いていました。
自己破産によって借金がなくなった依頼者からは「人生やり直すことができます」と感謝の声をかけてもらいました。役に立てたことや喜んでいただけたことはうれしかったのですが、「もっと早い段階で法的手続きを取っていれば、長い間苦しむこともなかったのに」という思いもありました。
借金問題は、ときに命にかかわる問題です。借金で悩んでいる人に向けて、法的手続きで解決できると知ってもらうことやアドバイスすることの重要性を痛感した事案でした。
自らの手の届く範囲で、依頼者を丁寧にサポート
ーー休日はどのように過ごしていますか。
休日はできるだけ家族と過ごすようにしています。私は鹿児島出身で自然に囲まれて育ったので、子どもにも自然を感じてほしいと思い、海や山などアウトドアを楽しめる場所に出かけています。子どもと自然の中で過ごす時間が、私自身の気分転換になっています。
ーー今後の展望を教えてください。
これまで同様、「まちの弁護士」として依頼者の利益を最大限に実現していくというスタンスで力を尽くしたいと思っています。
事務所を拡大するよりも自分自身が対応できる範囲で、依頼者を丁寧にサポートしていくつもりです。
離婚や交通事故、刑事事件など幅広く扱っていますが、相続問題と借金問題を多く手がけてきたことが私の強みだと思いますので、この2分野を中心に活動していこうと考えています。
ーー最後に、法律トラブルを抱えている方へメッセージをお願いします。
悩みには、必ず法律での解決があります。どうか早めに専門家にご相談ください。専門家である弁護士が、法律的な仕組みや基準をお伝えしますので、その中でご自身の希望がどこまで通るのか判断してください。
相続問題などは、感情的になって法的に通じない意見に固執しても、泥沼化するだけです。弁護士に相談して、法的な視点を踏まえた上で解決の道を探ることが、最善の方法だと思います。
「依頼者の利益を最大限に実現する」という信念に従い、一つひとつの事案に丁寧に向き合いながら、納得のいく解決を図ってまいりますので、ぜひご相談ください。