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「不快極まりない卑猥な性的発言」准教授を懲戒免職、実名と詳細公表…秋田看護福祉大
大学ホームページより

「不快極まりない卑猥な性的発言」准教授を懲戒免職、実名と詳細公表…秋田看護福祉大

秋田看護福祉大学(秋田県大館市)は8月4日、40代の福祉学科の准教授を、8月3日付で懲戒免職の処分にしたと大学ホームページで発表した(大学の発表は実名)。

理由は、女子学生2人(AとB)に対する「極めて悪質なセクシュアル・ハラスメント行為」。大学による公表の文面の端々に怒りが込められているとして、「内容がえげつない」「セクハラの抑止になりそう」などとネット上で話題になっている。

●「お泊まりしたい」「誰ともやらないで」

発表によると、准教授は2013年4月1日の採用。試験期間中にもかかわらず、2018年7月下旬の夕方からAらを呼び出して飲食店で飲酒し、「不快極まりない卑猥な性的発言」を繰り返したとされる。その後、Aをアパートに送っていくとして、Aと二人きりになった午前1時40分ごろ、Aが住むアパート近くの路上で突然、Aの手を握って抵抗するAに抱きつこうとするなどしたという。

Aの母親から大学に連絡があり、こうした事実が発覚。准教授は大学の綱紀委員会で厳重な注意を受けたという。ただ、それにもかかわらず、その翌日には別の女子学生であるBに対して午前0時から午前4時ごろ、4時間にわたって、次のような発言を繰り返したという。

「俺はBしかいない」「Bとお泊りしたい」「1泊しよう」「いちゃいちゃしたい」「Bの初めて(処女の意味)ほしい」「誰ともしてないなら、俺やる。誰ともやらないで」「Bに会ったら抱きつく」

●大学「発表内容のほかにお伝えすることはない」

結果として、AとBの2人は登校が困難になるほどの精神的ダメージを受けたという。大学は「極めて悪質なセクシュアル・ハラスメント行為で、就業規則の非違行為に該当することは明らか」とし、大学の信頼を著しく損ねたことから、准教授を就業規則に定める懲戒免職処分としたとしている。

大学は、准教授の名前を実名で公表した理由について、「発表内容のほかにお伝えすることはない。学内の規定にのっとって対応している」(広報担当)とした。

(弁護士ドットコムニュース)

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