特定の企業や組織に所属せずに、個人で仕事を請け負うフリーランスの働き方に注目が集まっています。ただ、報酬の未払いや不当な要求など法的なトラブルも起きているようです。
フリーランスでウェブデザイナーの仕事をしている牧野さん(32)は、クライアントから当初見積書になかった内容を次々と依頼され、困り果ててしまいました。
既に作業を始め一部は納品していますが、報酬はいらないので今回の契約をなかったことにしたいと考えています。今回、個別の契約書は結んでいませんが、契約解除できるのでしょうか?
(この漫画は弁護士ドットコムに寄せられた相談を元にしています)
クライアントが合意しない限り、報酬を受け取らないとしても、一方的に契約をなかったことにするのは難しいとのことでした。
大木弁護士によると、契約書で業務や支払い、納品や検収に関する内容をきちんと定めておくことでトラブル回避につながり、発注者側にとってもメリットがあるそうです。