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「彼氏と結婚したい」  同性婚訴訟の原告や弁護団が渋谷をパレード
同性婚訴訟の原告や弁護団、支援者らが渋谷の街を練り歩いたレインボーパレード

「彼氏と結婚したい」 同性婚訴訟の原告や弁護団が渋谷をパレード

アジア最大級のLGBTイベント「東京レインボープライド」が4月28日から2日間にわたり、東京都渋谷区の代々木公園で開かれている。性的マイノリティが差別や偏見にさらされることなく、自分らしく前向きに生きていける社会の実現を目指すレインボープライドは、1994年でパレードが行われたことをきっかけにスタート。年々その規模は広がり、昨年は15万2000人が参加、今年は18万人の参加が見込まれている。

性的マイノリティに関する訴訟や問題解決に取り組んでいる弁護士らも多く参加。今年2月に提訴された同性婚訴訟、「結婚の自由をすべての人に」訴訟の原告や弁護士、支援者ら250人が渋谷の街をパレードし、同性婚の実現を訴えた。

 

●枝野・立憲民主代表が弁護団にエール

レインボープライドには、同性婚訴訟弁護団以外にも、長年、性的マイノリティの人たちの人権問題に取り組んできた同性婚人権救済弁護団の有志や、同性カップルの法的保障を求めている同性パートナーシップ・ネットもブースを出展。活動への理解を求めたり、同性婚に対する意見や思いを参加者から募っていた。中には、「親にカミングアウトしていない。反対されそうで不安」という声や、同性婚の挙式を行なっているという僧侶からは「同性婚を合法化してください。高齢の同性カップルにはもう時間がありません」という声も寄せられていた。

また、レインボープライドに訪れていた立憲民主党の枝野代表は、同性婚訴訟弁護団のブースに立ち寄った。弁護団の1人である森あい弁護士は「国会で立法していただくのが一番。とにかく早く立法で解決してほしいです」と伝え、枝野代表は「法整備に向けて、各所でプッシュします」と答えていた。立憲民主党は現在、同性婚を法制度化する民法改正案の国会提出を目指している。

初日の4月28日には、52のさまざまな団体や企業が参加するパレードが行われた。同性婚訴訟の原告や弁護団、支援者らも「彼氏と結婚したい」「愛し合う2人の結婚を認めてください」「同性婚でなく、同性婚の禁止が憲法違反」など思い思いのプラカードを手に渋谷の街を練り歩いた。

同性婚訴訟については、5月3日にもこれまでの口頭弁論の報告や声優・マルチクリエイターの三ツ矢雄二さんらを招いたトークイベント「しゃべろう同性婚」が東京・渋谷で開かれる。

(弁護士ドットコムニュース)

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