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2018年04月03日 09時03分

「保育園から出る騒音」許容論に「寛容の押し売りだ」と反発の声、どう向き合えば?

「保育園から出る騒音」許容論に「寛容の押し売りだ」と反発の声、どう向き合えば?
写真はイメージです(マハロ/PIXTA)

新しくできた保育園から聞こえてくる「子どもの声」に対する苦情が近隣住民から出ていて、大きな問題になっているーー。そんな記事(『子どもの声は「奇声」扱い、不寛容社会が生み出す「騒音問題」…少子化で反発が激化』https://www.bengo4.com/c_1018/n_7339/) を掲載したところ、賛否両論のコメントが集まりました。

この記事で、騒音問題にくわしいニッセイ基礎研究所の坊美生子氏が、「どこからクレームが飛んでくるかわからないので、保育園にしても、地元の人とよく話し合いをして関係づくりをして、未然に防止するしかない」と解説しました。

読者のみなさんはこの問題についてどう考えたのでしょうか。コメント欄の一部をご紹介します。

●今の大人も皆「子どもだった」ってことを忘れないでほしい

子どもたちの声を「奇声」扱いする世の中に寂しさや戸惑いを覚えるという声が多く上がっていました。

「今の大人は皆、『自分も子どもだったことがある』って事実から目を背けているような気がします」(40代・女性)

「自分達だって散々その『奇声』を発してきたくせに、何を言ってるんだかとバカバカしくなると同時に、こんな世間に悲しさすら覚えます」(30代・女性)

「もっと子どもがのびのびと元気よく育つことができる、育てることができる世の中になってほしいです」(30代・女性)という女性の声が印象的でした。

●騒音問題は、人によって受け取り方が異なってくるもの

一方、迷惑だと感じる人がいるのは仕方がない、といった意見もありました。なぜなのか。その理由についても耳を傾けてみましょう。

「騒音問題は、育った環境で随分と受け止め方が異なります。これはそう簡単に解決できる問題ではありません」(匿名)

「体の具合が良くない時、特に寝たきりや、それに近い高齢者などが聞かされ続けるのはかなり辛いのではないかと、容易に推察できると思うのだが」(30代・男性)

つまり、その人の置かれた状況によっては、「子どもの声=うるさい」と感じてしまうのは仕方がないという意見です。

この点については、元の記事では、クレームが増えた背景として「生活環境の変化です。(中略)地域で、人の入れ替わりなどがあると、うるさいと思うようになる」と、ニッセイ基礎研究所の坊美生子氏も指摘しています。

●注意しない親も悪い

一方で、親を非難する声も上がりました。

「意味もなく奇声を上げている子どもはたくさんいますよ。親御さんも無視し続けて注意もしないし。中学生になっても道路で奇声上げてる子どもは大勢います。ただただうるさいとしか感じません」(30代・女性)

●「寛容」の押し売りはいかがなものか

また、奇声扱いするな、という声は「寛容の押し売り」 との批判もあがりました。

「全ての人が保育園の周りに住んでいるわけではない。実際に『奇声』に苦しんでいる人たち以外が『寛容』の押し売りをするのはいかがなものか。いったい、彼らを批判する人たちの何割が、実際に(自分の子ども以外の)地域の子育てに参加・協力しているのだろうか」(30代・男性)

●迷惑はかけて、かけられるもの

これについて、解決策を提案するコメントも寄せられていました。

「被害にあっている人達を寛容という名のナイフで突き刺し『寛容であれ』と批判するのではなく、むしろそういう人達に『寛容』をもって、寄り添う事から始めたらどうだろうか」(30代・男性)

「子どもの権利を事細かく入れ、法律的に守ってやるしかないのではと思う」(50代・男性)

「迷惑をかけるな、という教育が良くない。(迷惑は)かけて、かけられるもの、と、教えれば良い」(40代・男性)

誰にでも子どもだった時代はあります。赤ちゃんや小さな子どもが、保育園や公共の場でいっさい泣かず、大人しい態度でいるように求めるのは無理があるのではないでしょうか。

最後に紹介した方が指摘するように、「迷惑をかけるな」という考え方が私たちの暮らしから寛容性や余裕を奪っているのかもしれません。

皆さんはどう考えますか?

(弁護士ドットコムニュース)

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この記事へのコメント

野蒸 一寸 30代 男性

>クレームが増えた背景として「生活環境の変化です。(中略)地域で、人の入れ替わりなどがあると、うるさいと思うようになる」と、ニッセイ基礎研究所の坊美生子氏も指摘しています。
-----------------------
また、この事に関連して

https://www.bengo4.com/c_1018/n_7339/

よりの引用として
-------------------------
>あくまで私の感覚的なものですが、マイノリティでなくても、以前とくらべて、自分と立場や利害が合わない人に対する距離感が広がったり、反発が強くなっている気がします。不寛容さも広がっています。
-------------------------------

失礼ながら、これは多分に勘違いを含んだ説ではないかと思います

まず地域で人の入れ替わりが少ない場合、地域内での人々の結びつきは、より深くなりやすいと考えるのが自然です。

そうすると自らの発言が、その地域における今後の自分の立場に、大きく影響する可能性が高くなるわけですね。そうなると言いたい事も、おいそれとは言えない状況が生まれてくると思います。

これは寛容、不寛容とは無関係の「地域におけるヒエラルキー闘争」の問題ではないでしょうか。

何が言いたいのかといえば、

「昔から子供の声やその他の音についてウルサイと思う人は多分にいたが、それを言い出すと、通り一遍の倫理観を振り回す一部の人達から攻撃され、自分の地域での立場が悪くなる。よって、仕方なく口を閉ざしていた」

という可能性も、十分にあるのではないかという事です。

またこれは、発言する本人の地域での立場に留まらず、たとえば姑が同居している嫁から「お義母さん、余計な事は言わないでね」などと、釘を刺されて発言を控えるといった、家庭内での立場も影響すると思われます。

しかし現在では地域における人々の入れ替わりが多くなったり、コミュニティ意識の低下が起こり、昔ほど自分の地域での立場を考慮する必要が無くなったり、核家族化によって家族に遠慮する状況が減じたため、結果的に不満の声が多く出て来たに過ぎないという事なのではないでしょうか。

要するに、時代による生活環境で変わったのは人の感じ方ではなく、単に言い出し易いかどうかが変わっただけなのではないか、という事です。寛容、不寛容とは、余り関係が無い話ではないでしょうか。

実際、私が子供の頃に同居していた祖父(故人)は、家の中では表で騒ぐ子供達に対し、(彼らには聞こえない様に)悪態をついていましたが、近所の集まりなどでそういう話が出た時には、おくびにもそれらの事には触れませんでした。

それに自分の祖父の事なのに何ですが、祖父はお世辞にも「寛容」と言えるような性格ではなかったし、単に気を使って我慢をするような慎ましやかな人でもありませんでした。

※ 三十年以上前の出来事であり、また場所も田舎であった事から、ご近所であれば、当時はかなり小さい子供も友達同士だけで、道路などで遊んでいたと記憶しています。
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>赤ちゃんや小さな子どもが、保育園や公共の場でいっさい泣かず、大人しい態度でいるように求めるのは無理があるのではないでしょうか。

これは、相当に誤解を与える表現だと思います。発言者に悪意がない事を祈るばかりです。

住宅地への保育園設置に反対をする人の多くは、別に「子供が騒ぐ事」それ自体に異を唱えているわけではないと思います。

彼らが問題視しているのは、数多くの子供達が同時に騒ぐというある種特別な状況が「普通の暮らしをしている人達のすぐ傍で、日常的かつ固定的かつ永続的に続く」という事なのではないでしょうか。

つまり、保育園の立地条件次第という事ですね。

しかるに上記の文章では、

『住宅地への保育園設置に反対している人達は「小さい子どもに対して、公の場所においては常に、”いっさい泣くな! 大人しくしていろ!”」という、無茶苦茶な言い分を強要しようとしている人達だ。』

という様な間違った印象を。文章を読んだ人達に与えてしまうのではないかと大変心配です。

自戒を込めて申し上げますが、インターネットという公の場なのですから、どう受け取られる可能性があるのかをしっかりと検討してから、発言して頂きたいものです。

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世知辛く 50代 男性

子供の奇声が、保育園に隣接した民家まで聞こえるまま保育園が、放置しているのであれば、それは、保育園の職務怠慢。

まずは、聞こえないもしくは、奇声が小さくなるような対策や処置に努力しているなら認められるが、
子供だから奇声をあげるのは仕方ないだけで、何もせずすましているのであれば、言語道断。

反対に、隣接者が、嫌がらせを目的に子供の奇声を理由にイチャモンつけているのであれば、公的にして、どこかで落とし所を見つけるべきと思う。

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  30代 男性

我が家の近くには先生の声が一番うるさい保育園があります。
園児のキャッキャ声に混じり、野太い男性の声で「ウェーイ!」と、おそらくは子供達を盛り上げようと声を張っており、これがまた良く響きます。そして、それにつられて見事にボルテージの上がる幼児達。

つまり、大人のやり方次第では批判が正当となるケースもあるという事です。
法律上、オペレーションで極力静かにする命令は出して然るべきかと。

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k 40代 男性

国が共働きの家庭を支えるために、保育園を増やす政策を進めている。 ただし、昭和の昔から何も考え方が変わってないというか、進歩していないのか、施設周辺の住民の生活環境に対しての配慮が著しく欠如された状態は以前と変わらない。施設を 「公共の福祉」という権利で認可しているのであるならば、施設周辺に居住していない人だけでなく、日本に住んでいる誰もが持っている静かで穏やかに暮らせるような公平な権利を、現代の施設周辺の住民が納得出来る立地条件や建築条件の規定を作成し、その規定にそった施設のみ認可するという政策にしてもらいたい。公平な権利の柔軟な考え方ひとつで、施設の騒音問題や通行などの様々な問題も解消されると考えます。


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