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ロマンス詐欺、今年7月末までに「被害額280億」昨年から1.5倍増 警察庁が被害状況公表
kash* / PIXTA(ピクスタ)

ロマンス詐欺、今年7月末までに「被害額280億」昨年から1.5倍増 警察庁が被害状況公表

警察庁は9月2日、2025年のSNS型投資・ロマンス詐欺の被害状況などを公表した。2025年1月から7月末までの累計で、SNS型投資・ロマンス詐欺の認知件数が6686件、被害額が743.1億円に上ることが明らかになった。

今回公表された数値は2025年1月~7月の累計値であり、前回公表値(2024年1月~7月の累計)と比較すると、認知件数は661件増、被害額は38.6億円減となっている。

特にロマンス詐欺の増加が著しく、認知件数は2927件(前年同期比+1029件、+54.2%)、被害額は278.5億円(同+77.0億円、+38.2%)と大幅に増加した。検挙件数も240件(前年同期比+152件)、検挙人員は129人(同+83人)といずれも大幅に増加している。

●LINEが連絡手段の9割占める、Instagramが入り口に

詐欺の手口を見ると、被害者との連絡手段としてLINEが圧倒的多数を占めている。SNS型投資詐欺では3389件(90.2%)、SNS型ロマンス詐欺では2721件(93.0%)がLINEを使用していた。

一方、詐欺の入り口となる「当初接触ツール」では、SNS型投資詐欺でInstagramが753件(20.0%)で最多となった。続いてLINE 537件(14.3%)、Facebook 407件(10.8%)の順だった。

SNS型ロマンス詐欺では、マッチングアプリが937件(32.0%)で最も多く、Instagram 691件(23.6%)、Facebook 555件(19.0%)が続いた。

●ロマンス詐欺の被害が大幅増加

詐欺の種類別に見ると、SNS型投資詐欺は認知件数3759件(2024年同期比-368件)、被害額464.6億円(同-115.6億円)となり、件数・被害額ともに前年同期より減少した。一方、SNS型ロマンス詐欺は認知件数2927件(同+1029件)、被害額278.5億円(同+77.0億円)と大幅に増加している。

主な被害金交付形態は振込型が2760件(73.4%)で最多、暗号資産送信型が894件(23.8%)だった。

●ダイレクトメッセージが主要な接触手段

詐欺犯の接触方法では、ダイレクトメッセージ(DM)が主流となっている。SNS型投資詐欺では1704件(45.3%)、SNS型ロマンス詐欺では2685件(91.7%)がDMによる接触だった。

SNS型投資詐欺のDMでは、Instagram 432件(25.4%)、Facebook 288件(16.9%)、LINE 276件(16.2%)の順で多かった。ロマンス詐欺では、マッチングアプリ867件(32.3%)、Instagram 670件(25.0%)、Facebook 525件(19.6%)となっている。

被害金の振込手段として、インターネットバンキング(IB)を利用した振込が半数以上を締め、2751件(61.4%)がIB経由の振込だった。

この記事は、公開日時点の情報や法律に基づいています。

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