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兵庫県知事選の刑事告発めぐり訴訟合戦、郷原弁護士が反訴「野放しにしたら司法基盤が損なわれる」
記者会見する郷原弁護士(左)と石森弁護士(2025年6月2日/司法記者クラブ/弁護士ドットコム撮影)

兵庫県知事選の刑事告発めぐり訴訟合戦、郷原弁護士が反訴「野放しにしたら司法基盤が損なわれる」

兵庫県の斎藤元彦知事を公職選挙法違反の疑いで刑事告発した郷原信郎弁護士が6月2日、東京・霞が関で記者会見を開き、弁護士の福永活也氏から名誉毀損で訴えられた裁判に関して、「法的根拠を欠く」などとして反訴したと明らかにした。

●兵庫県知事選をめぐる刑事告発が発端

郷原弁護士の代理人をつとめる石森雄一郎弁護士などによると、2024年11月に投開票があった兵庫県知事選をめぐって、郷原弁護士は同年12月、斎藤知事がPR会社に選挙運動の報酬を支払った疑いがあるとして、神戸学院大の上脇博之教授とともに告発状を神戸地検と兵庫県警に送った。

この動きについて、福永弁護士がYouTubeで発言をしたが、郷原弁護士はその内容に誤りがあると感じ、Xに次のような投稿をした。

<(1)「郷原弁護士は、過去に何件も刑事告発を行っているが、ほとんどで負けている」

(2)「郷原弁護士は、ヤメ検でテレビにしょっちゅう出ており、マスコミの手先のような弁護士。今回も、マスコミの意向に沿って告発して、テレビに出してもらうことが目的だ」

少なくとも、この二つの発言は、明確な誤りであり、名誉毀損にも当たりかねないものです>

すると福永弁護士は、郷原弁護士によるこの投稿に対して「このような発言は一切していない」と反論。名誉権を侵害されたとして訴えてきたという。

そこで郷原弁護士は今回、福永弁護士による提訴について、「(福永弁護士が)主張する名誉毀損の請求原因事実自体に根拠が存在しない」などとして反訴した。

●福永弁護士「反訴が認められることはない」

この日、東京・霞が関の司法記者クラブで記者会見を開いた郷原弁護士は次のように述べた。

「本来、民事訴訟は法によって何らかの権利を実現する、何らかの救済を図る社会的な目的があっておこなうものです。しかし、福永氏はそれとはおよそ異なる目的で訴訟を起こすことを明言しています。

本来は無視してもいいが、今回は明らかに不当なやり方で許せない。こういう提訴を野放しにしていたら、日本の司法の基盤が損なわれてしまう」

福永弁護士は、弁護士ドットコムニュースの取材に「反訴が認められることは100%ないです」とコメントした。

この記事は、公開日時点の情報や法律に基づいています。

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