弁護士ドットコム ニュース
  1. 弁護士ドットコム
  2. 犯罪・刑事事件
  3. 通行人を次々と襲撃、ヘルメットで殴り金奪う…バイク強盗など16件で主犯格に懲役15年求刑

Googleトップニュースでフォロー

フォローの仕方はこちら
Add as a preferred source on Google
通行人を次々と襲撃、ヘルメットで殴り金奪う…バイク強盗など16件で主犯格に懲役15年求刑
横浜地裁(2026年3月、弁護士ドットコム撮影)

通行人を次々と襲撃、ヘルメットで殴り金奪う…バイク強盗など16件で主犯格に懲役15年求刑

横浜市や町田市で2024年11月、バイクで移動しながら通行人を次々と襲った若者4人組による連続強盗事件

この事件を含む計16件について、強盗致傷罪や窃盗罪などに問われている高橋瑠己(るき)被告人の裁判員裁判の論告求刑公判が3月10日、横浜地裁であった。検察側は「極めて危険な事件で、態様も悪質。再犯の可能性も高い」などとして、懲役15年を求刑した。

弁護側は、事実関係を認めたうえで「高橋被告人は若年であり、本人も反省している。被害者に謝罪や賠償の意思もある」として、懲役5年4カ月が相当だと主張した。

画像タイトル 弁護士ドットコムニュース作成

●検察側「動機も自己中心的で被害も大きい」

これまでの検察側の立証によると、高橋被告人は友人の松本直人被告人とともに、少年らを「実行役」として使い、約1カ月半の間に強盗致傷事件や窃盗事件などを繰り返した。

2人は暴力団とのトラブルで200万円の示談金を支払う必要があり、コンビニやリユースショップで窃盗を重ねていた。しかし、思うように金が集まらず、通行人をヘルメットで殴って金品を奪う連続強盗事件へとエスカレートしたという。

この日の論告で検察側は、犯行動機について「自己中心的だ」と批判。連続強盗事件についても「年長者である松本被告人とともに、自分を安全圏に置きながら、少年に実行役をやらせていた。犯行は極めて危険で悪質だ」と指摘した。

さらに、「被害者はバイクの音が聞こえると不安になるなど、肉体的にも精神的にもそのダメージは重大だ」と述べた。

また、公判で父親が今後は監督すると述べた点についても、「被告人はこれまでも少年院に入るなど、更生の機会は何度もあった。事件を止められなかった父親の監督能力には疑問がある」として、再犯の可能性が高いと主張した。

●弁護人「更生には期待できる」

一方、弁護人は「高橋被告人は事実を認めて反省している。松本被告人に使われて、流される性格であり、量刑の傾斜がつけられるべきと考える。父親も父親なりに対応を考えており、更生には期待できる」と反論した。

最後に高橋被告人は、次のように述べた。

「このたびは本当に申し訳ないことをしました。二度と同じようなことを絶対にしません。そして、もし私が社会に戻ることができたら、被害者の方々には謝罪の気持ちを持ち続けて生活していきます」

判決は3月12日に言い渡される予定だ。

この記事は、公開日時点の情報や法律に基づいています。

この記事をシェアする

Googleトップニュースでフォロー

フォローの仕方はこちら
Add as a preferred source on Google

オススメ記事

編集部からのお知らせ

現在、編集部では協力ライターと情報提供を募集しています。詳しくは下記リンクをご確認ください。

協力ライター募集詳細 情報提供はこちら