小澤 和彦 弁護士
弁護士さんに相談したらどうなるのか分りませんでしたが、結局、ありのままをお話して、どうしたら一番良いでしょうか?とお尋ねしました。弁護士さんは、「逆に、どうなるのが一番良いとお考えですか?」「もちろん、借金が消えてなくなり、ローンがなくなったご自宅にそのまま住み続けられるのが一番良いのですが、客観的な状況から言ってそれは難しいと思うので、端的に言いますと、家をとるか、借金の一括返済をしてきれいにするのをとるか、を選んでいただきたいです。」と言われました。それで、ようやく、私自身が何で悩んでいたのかが自分自身ではっきり分かったというか、何を決めればよいのかが分かりました。ただ、弁護士さんが、「ひょっとすると、ご主人は、ずいぶん以前から借りたり返したりしている可能性もあるから、その場合、過払いと言って、高い利息の払い過ぎがあるかもしれないね。」「そうしたら、少しは、今の借金の額も減るかもしれないので、先に調査だけしてあげますよ。」と言ってくれました。それで、後日、調査結果の一覧が出ましたという事で、ドキドキしながら、債務の額と不動産の価値の説明を受けました。不動産については、予め、弁護士の先生がいくつかの不動産屋に査定を出してもらって準備してくれていました。不動産の価値については1500万程度だそうでした。結論としては、債権者のうちの2社分に過払いが出ていたということ、及び、消滅時効が1社は成立していたということで、500万ちょっと切るぐらいの借金の金額だったものが、360万円まで減るとのことでした。それでも、約5年間で月6万ちょっとのお金を支払わなければならないとのことでしたが、その場で娘と話し合いの結果、なんとか頑張って2人で支払っていこうという話になりました。といいますのも、その前に、弁護士さんにお話した際に、私が、「夫の遺影を見ていると、ばかばかしいというか、悲しくなってしまいます」という話をして、思わず涙ぐんでしまったのですが、先生ご自身が、「相続するものがあるだけ、恵まれていますよ。」「今回の相続が家と借金だからそう思うんです。」「たしかに、借金なしで家が相続できればそれに越したことはないけど、借金しかなくて相続放棄しかできない人も沢山いるんです。」「こういう形だから、ご主人に対して複雑な思いを抱いてしまうのかもしれないですが、もともと、家が賃貸で、1000万円程度の貯金を残してくれたら、そういう感情にはならなかったでしょ?」と言ってくれたためです。「もともと借家で1000万円相続したら?」そういう考え方はしたことがありませんでした。たしかに、夫が亡くなり、すぐに借金の話が出てきてバタバタしているうちに、落ち着いて考えるゆとりもなく来てしまったのですが、なにがしかのものでも残してもらったことについての感謝の気持ちがないという自分に気が付いたのです。子供に迷惑かける気持ちも大きかったのもありますが、子供が、「家賃支払うと思えば、毎月6万ぐらいは、全然、大丈夫だから」「それに、最後はどうせこの家は相続できるんでしょ?」と言ってくれたのも大きかったです。思えば何も分からず、債権者の方々とお話を進めていたら、過払いがどうとか、時効がどうとかは分からなかったわけですし、実際、100万近くの借金が減ったことも、大変ありがたい話ではあります。ないものねだりをしないで、これから、子供と2人でコツコツと頑張っていきたいと思います。
子供にお金のことで迷惑をかけられない、けど、家を守りたいので任意整理で頑張る! もともと、私の借金ではなく、相続で発生した借金でした【事務所法人案件】の
続きを読む