
友人や家族のように依頼者に寄り添い、時間を惜しまず献身的にサポート
「将来は法律の力で人を助ける仕事をしたい」
ーー弁護士を目指したきっかけや理由を教えてください。
幼い頃から正義感が強く、犯罪に関するニュースを目にする度に、強い憤りを覚えていました。「将来は法律の力で人を助ける仕事をしたい」と、中学生の頃に法曹を目指すようになり、大学とロースクールで法律を学んでいく中で弁護士になる決意を固めました。
ーーどのような相談を受けることが多いですか?
幅広い分野に対応していますが、現在、相談件数が多いのは企業法務、離婚と遺産相続の3分野です。その中でも企業法務は特に力を入れている分野で、不動産会社の顧問業務をはじめ、ビジネス上の紛争処理や法的なアドバイス、契約書のレビューと、これらに伴う訴訟案件等を取り扱っています。
ーー先生の強みを教えてください。
もともと物事に白黒をつけるのが好きな性格ということもあり、裁判を得意としています。裁判で勝つためには、的確な法的主張とそれを裏付ける証拠が重要です。集めた証拠を使ってどのような主張を展開するかは、弁護士の力量が問われますので、知識と経験を蓄積しながら向上心を持って取り組んでいます。
もちろん、裁判で勝つことが全てではありません。依頼者にとって最善の解決をすることが目的ですので、交渉や調停で解決できる事件は平和的解決を目指しています。依頼者の望む形で終えることができれば何より嬉しいですし、想定した道筋どおりに解決まで導くことができれば、弁護士冥利に尽きると感じます。
時間をかけて依頼者の思いを汲み取り、寄り添う
ーー仕事をするうえで心がけていることは何ですか?
おおげさに聞こえるかもしれませんが、愛情を持って依頼者と接することです。友人や家族と接する時と同じくらい時間を惜しまず誠実に、親身に依頼者と向き合うことを心掛けています。
依頼者の辛さや苦しみは、たとえ想像できたとしても、完全に理解することはできません。だからこそ、時間をかけて依頼者の思いを汲み取り、その思いにできる限り寄り添って支えることが大切だと思っています。
また、スピード感を大切にしています。時間を掛けてでも自分の希望を叶えたいという依頼者もいれば、スピード重視で早期の解決を求める依頼者もいます。依頼者の要望に対して臨機応変に対応することが大事だと考えています。
ーーこれまでの活動で印象に残っているエピソードはありますか?
弁護士になったばかりの頃に担当した刑事事件で、無我夢中で事件調査に取り組んでいたばかりに、依頼者への進捗報告が遅くなってしまったことがあったんです。その結果、依頼者に不安な思いをさせ、信頼関係が崩れそうになったことがありました。
私としては依頼者のためにと思って休日も返上して働いていたのですが、依頼者からすれば連絡がないと弁護士が何をしているかわからず、不安になるのも当然なことです。
「あなたのために」何をしているのかということをきちんと伝えることも大事だと学び、その時の反省を活かして今ではこまめにコンタクトを取り、進捗について一つ一つ丁寧に説明するよう心掛けています。
弁護士の仕事に活かすため、休日も資格勉強
ーー休日の過ごし方や趣味について教えてください。
休日は映画を観たり、ゲームをしたりします。学生時代にレストランのキッチンで働いていたことがあり、時々ですが今でも料理をすることがあります。
また、日本語検定や宅地建物取引士等の資格を取るための勉強もしています。様々な知識を吸収して、弁護士の仕事に役立てたいと思っています。
ーー今後の展望についてお聞かせください。
私個人としては、どんな分野の相談でも対応できるようになりたいと思っているので、様々な案件に挑戦しながら研鑽を積んでいきたいと思っています。
事務所の支店長という立場では、事務所全体のサービスと顧客満足度の向上を常に意識し、スタッフが互いに高め合える明るい職場づくりに努めていきたいです。
ーー法律トラブルを抱えて悩んでいる方へメッセージをお願いします。
法律トラブルに適切に対応するには、法律の知識と経験が必要です。ご自身の現状や、今後の指針等について、法律の観点から丁寧にアドバイスさせてもらえたらと思いますので、一人で考え込むのではなく、ご自身の現状等を知るためにも、どうか早めに弁護士にご相談ください。その業界に詳しい弁護士に相談すれば、少なくとも、ご自身の将来にマイナスになることはないと思います。