弁護士ドットコム - 無料法律相談や弁護士、法律事務所の検索

2018年06月11日 17時04分

正社員より2週間短い「産休」…非正規女性「同じ仕事をしているのに」と是正求め提訴

正社員より2週間短い「産休」…非正規女性「同じ仕事をしているのに」と是正求め提訴
厚労省記者クラブで会見した女性

正社員との間で産休(産前・産後休業)中の賃金や期間に格差があるのは不当だとして、社会福祉法人「青い鳥」(神奈川県横浜市)で働く有期雇用の女性(30)が6月8日、同法人に慰謝料など計約140万円を求めて、横浜地裁に提訴した。

女性は6月11日、東京・霞が関の厚労省記者クラブで会見し「なぜ同じ仕事をしているのに、正社員と同じ待遇を受けられないのか。おかしいと思っていました」と訴えた。

●産前休業「正社員は8週、非正規は6週」

訴状によると、女性は2013年5月、障害児通所事業や地域活動支援センターなどを運営する同法人に有期の契約社員として入社。社会福祉士として障害者就労支援センターで勤務し、5回にわたって契約を更新している。

女性は勤務期間中、2人の子どもを出産した。就業規則上、正社員は産前・産後休業中は働いた時と同様の給与が計16週間(産前8週・産後8週)支払われる。一方、有期社員はこの期間中、給与が支払われず、産前休業は6週間(産後は正社員と同じ8週間)と期間に差があった。

正社員との間で職務の内容と配置の変更の範囲は変わらず、労働契約法20条に反して不合理な格差が生じているとして、全国健康保険協会から受給した出産手当金と給与相当額との差額などを求めている。

●原告女性「女性が働きやすい環境を」

女性の代理人・山岡遥平弁護士によれば、労契法20条をめぐる裁判は全国で起きているが、産休をめぐるものは珍しいという。

同法人は約800人の社員のうち、約7〜8割が女性で、約半数が非正規雇用。山岡弁護士は「出産を機に退職してしまう女性が多い。正社員との格差を是正することで、女性が働きやすい社会にしていくことを目指すという意味で、非常に意味のある訴訟だ」と語った。

女性は所属する「よこはまシティユニオン」を通じて、待遇格差の改善を要求してきたが、交渉に応じてもらえず、提訴に至った。女性は「法人とも何度も話し合いしましたが、ゼロ回答で、全く聞き入れてくれないと言う状況。訴訟を通じて、女性が子育てしながら働きやすい環境を整えていきたい」と語った。

「青い鳥」の担当者は「訴状を見ていないため、現時点ではコメントできない」としている。

(弁護士ドットコムニュース)

この記事へのコメント

大空翼 40代 男性

正規社員と非正規社員が同じ仕事をしているから同じ待遇というのは違うと思うが…
入社に至るハードルも違うと思うし。
世の中の何かがズレている。

コメント内容を確認する
コメントの送信に失敗しました。

コメントの送信時にエラーが発生しました。
もう一度コメントを入力してください。

再読み込みする
カラス 30代 女性

それなら正規雇用で働けば???

産前6週間前と産後8週間と労働基準に則ってると思う。その期間でもらう会社なんてざら。
そんなこと言い出したら有期雇用者には何故ボーナスがない?とか…言い出したらきりが無いし、そう言う人ほど責任だけ正規雇用者に押し付けて美味しいところだけ持っていきたい願望強い。

コメント内容を確認する
コメントの送信に失敗しました。

コメントの送信時にエラーが発生しました。
もう一度コメントを入力してください。

再読み込みする
元保育士 20代 女性

保育園や老人ホーム系はそんなもんでしょー。頑張ってる人ほど損する仕事。
時間外労働当たり前。
残業代なんて出るわけがない。
安月給。
年功序列。
下っぱが意見を言うと生意気だと言われる。

私は二度と戻る気ない。笑
そりゃ何か理由を見つけて会社に文句言いたくなるよ。

コメント内容を確認する
コメントの送信に失敗しました。

コメントの送信時にエラーが発生しました。
もう一度コメントを入力してください。

再読み込みする
元看護師 30代 女性

そこが正社員と契約社員の違いでしょ。なんでもかんでも不公平って言ったら差がなくなるし、それは正社員からしたら不公平と思うのでは?嫌だったらちゃんと試験を受けて正社員になるのがいいと思います。

コメント内容を確認する
コメントの送信に失敗しました。

コメントの送信時にエラーが発生しました。
もう一度コメントを入力してください。

再読み込みする
コメント内容を確認する
コメントの送信に失敗しました。

コメントの送信時にエラーが発生しました。
もう一度コメントを入力してください。

再読み込みする
バナーの画像、書かれている内容は「あなたの体験を記事にしませんか?体験談募集」