LUUPなど電動キックボードを含む「特定小型原動機付自転車」に乗車中の死傷者数について、20代が4割弱を占めていることが警察庁のまとめで明らかになった。
警察庁は2月27日、2024年における交通事故の発生状況等に関する統計資料を公表。2023年7月に改正道路交通法が施行され、電動キックボードなどの利用が都市部を中心に広がる中、特定小型原動機付自転車の年齢層別死傷者数を初めて発表した。
資料によると、2024年中の同死傷者数は238人で、各年齢層では20〜24歳の55人が最多だった。多い順に、25〜29歳の45人、30〜34歳の34人、35〜39歳の28人と続き、20〜30代で全死傷者数の68%を占めた。60歳以上は9人だった。
ヘルメット着用の有無別での死傷者数は、着用者が11人、非着用者が223人、不明が4人だった。 特定小型原動機付自転車の乗車時、ヘルメット着用は努力義務とされている。