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「大東亜以下」メールは誤送信、マイナビ「誤解を与えてしまった」と謝罪
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「大東亜以下」メールは誤送信、マイナビ「誤解を与えてしまった」と謝罪

就職情報サイト大手「マイナビ」から送られてきたメールのタイトルに「大東亜以下」と書いてあったとされる問題で、マイナビは12月7日夕、弁護士ドットコムニュースの取材に「事実」と認めたうえで謝罪した。

本来であれば、メール配信前に複数人が内容のチェックをおこなうことになっていたが、「その作業を担当者が怠った」ことが原因だという。

●ネット上では「学歴フィルター」という指摘も

問題になっていたのは、マイナビから送られたメールのタイトルだ。

ツイッターで話題になった投稿などによると、「大東亜以下⑨」と記載されていた。ほかのユーザーからも、同様のメールがあったという報告があがっており、弁護士ドットコムニュースが問い合わせたところ、マイナビは「事実確認中」としていた。

一般的に、受験や就活に関連して、「大東亜」は、私立大学の「大東文化大学」「東海大学」「亜細亜大学」を指す言葉であることから、ネット上では「学歴フィルター」ではないかという指摘もあがっていた。

マイナビの広報担当者によると、面談枠の管理上、「大東亜⑨」という名称を用いており、その管理作業で、コピーしたワードが管理作業と関係のないメール配信時に誤ってペーストしてしまい、メールが送信されてしまったという。

「マイナビ新卒紹介」に登録した人のうち、首都圏在住者1万6179人に「誤ったタイトルのメール」が送信されたという。すでにお詫びの連絡をしているといい、「今後はそのフローをより徹底し、再発防止に努めてまいります」としている。

マイナビに送付した質問と回答は以下のとおり。

●マイナビ「再発防止に努めてまいります」

――こちらのメールを送信されたことは事実でしょうか?

はい、事実でございます。

――「大東亜以下」というタイトルはなぜついているのでしょうか?このような大学別のメールを普段からつけていらっしゃるのでしょうか?

マイナビ新卒紹介にはキャリアアドバイザーの組織が2つございます。

面談枠(時間)を管理する際に作業上、枠を2つに分けて予約を受け付けており、枠の管理上、そのような名称を用いておりました。

その管理作業をする際、コピーしたワードが管理作業とは関係のないメール配信時に、誤ってタイトルへペーストしてしまい、メールが送信されてしまいました。

本件は、本来であればメール配信前に複数人が内容のチェックを行うべきところを、その作業を担当者が怠っていたことによるものです。大学別のメールを普段からつけているわけではございません。

この度は不要な誤解を与える様なメールをお送りして大変申し訳ございませんでした。

――もしも、ミスだった場合は、どれぐらいのユーザーに送信したのでしょうか? また、その後の対応をどうされるのでしょうか?

当該メールは「マイナビ新卒紹介」にご登録いただいた方のうち、首都圏在住の皆さまにお送りする予定のメールでした。

その中の16179名の方に、誤ったタイトルのメールが送信されてしまいました。誤った件名でメールをお送りしてしまった方へ、お詫びのご連絡をしております。

本件は、本来であればメール配信前に複数人が内容のチェックを行うべきところを、その作業を担当者が怠っていたことによるものです。このことを重く受け止め、今後はそのフローをより徹底し、再発防止に努めてまいります。

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