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「裁判所は何も答えていない」82歳の元受刑者、3度目の再審請求も棄却…検察の証拠開示もなく即時抗告へ
折山敏夫さん(2025年11月/東京都内で/弁護士ドットコム撮影)

「裁判所は何も答えていない」82歳の元受刑者、3度目の再審請求も棄却…検察の証拠開示もなく即時抗告へ

1980年に東京・田園調布の資産家を殺害したとして、殺人罪などで服役した折山敏夫さん(82)の再審請求を、東京地裁(關紅亜礼裁判長)が棄却したことが関係者への取材でわかった。棄却は5月18日付。(弁護士ドットコムニュース・一宮俊介)

●昨年11月、初の三者協議

判決などによると、折山さんは1980年7月、福岡市内のホテルで不動産業を営む佐藤松雄さん(当時56歳)を殺害したなどとして起訴された。

折山さんは一貫して無実を主張したが、懲役20年の有罪判決が確定。服役後、満期出所した。

これまでに2度、再審請求をおこなったが、いずれも棄却された。2021年12月には3回目となる再審請求を申し立て、2025年11月には、弁護人と検察官を交えた三者協議が第1次請求から数えて初めて開かれていた。

●折山さん「裁判所は何も答えていない」

この事件では直接証拠がなく、折山さんを取り調べた検察官が法廷で「折山さんが自白した」と証言したことが、有力な証拠とされるなど、不可解な点が数多く指摘されている。

折山さんによると、今回の再審請求では、検察側から新たな証拠は開示されなかった。また、裁判所は、折山さん側が提出した新証拠について「確定判決の事実認定に合理的な疑いを抱かせるとはいえない」などとして、すべて退けたという。

折山さんは、弁護士ドットコムニュースの取材に対して「こちらがいろいろと説明したのに、裁判所は何も答えていない。ものすごく消化不良で、がっくりしました」と述べた。そのうえで、決定を不服として即時抗告(不服申し立て)する意向を示した。

この記事は、公開日時点の情報や法律に基づいています。

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