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『ジャンプ』に続いて『週刊少年マガジン』の早バレも捜査、講談社「読者の喜び奪う極めて悪質な行為」
講談社(グーグルストリートビュー)

『ジャンプ』に続いて『週刊少年マガジン』の早バレも捜査、講談社「読者の喜び奪う極めて悪質な行為」

漫画誌『週刊少年ジャンプ』に連載中の漫画の画像を発売前日にインターネット上で公開したとして、都内の経営者ら2人が2月4日、著作権法違反の疑いで熊本県警などに逮捕された。

今回の事件で集英社をサポートした一般社団法人「コンピュータソフトウェア著作権協会」によると、『週刊少年マガジン』を発行する講談社も捜査協力しているといい、警察はジャンプだけでなく、週マガの早バレについても捜査しているという。

講談社は2月5日、公式サイトで「今回の容疑者逮捕は、この極めて悪質な問題の解決に向けた重要な一歩であると認識します。講談社は海賊版被害の拡大や蔓延を防ぐため、今後も捜査活動に協力し、積極的に海賊版対策を行ってまいります」と声明を発表した。

●どんな事件だった

報道によると、熊本県警と新潟県警の合同捜査本部は2月4日、都内の会社経営者と従業員を著作権法違反の疑いで逮捕した。   昨年3月、集英社の『週刊少年ジャンプ』に掲載されている漫画の画像データを発売数日前に海賊版サイトへ無断アップロードして公開するなどした疑い。

都内の卸売店から発売日前の雑誌を入手していたとみられるという。

集英社と講談社は2月5日、ジャンプをめぐる「早バレ」事件での逮捕を受けて、公式サイトに声明を出した。

●集英社の声明【著者も心を痛めている】

漫画雑誌の内容が正式な発売日の前に違法アップロードされる「早バレ」は、SNS 等を通じた拡散を伴い、発売日を心待ちにされている読者の皆様の楽しみを奪うものです。著者も大変心を痛めており、弊社として極めて問題視しています。そのため、今回の容疑者逮捕は問題解決に向けた大きな前進と考えており、「早バレ」ルートの解明が今後の被害抑止につながることを期待するものです。

●講談社の声明【「早バレ行為」数ある海賊版の中でも特に問題視】

早バレは作者の権利を侵害するばかりでなく、発売日に読むという読者の喜びを奪う極めて悪質な行為であり、数ある海賊版の中でも特に問題視しています。

今回の容疑者逮捕は、この極めて悪質な問題の解決に向けた重要な一歩であると認識します。講談社は海賊版被害の拡大や蔓延を防ぐため、今後も捜査活動に協力し、積極的に海賊版対策を行ってまいります。

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