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2020年06月02日 16時41分

市民75人が黒川氏を刑事告発「立件しないのは素朴な疑問」「主権者の神経を逆なで」

市民75人が黒川氏を刑事告発「立件しないのは素朴な疑問」「主権者の神経を逆なで」
検察庁前に集まった市民たち(2020年6月2日/弁護士ドットコム撮影)

東京高等検察庁の黒川弘務前検事長が、くり返し賭けマージャンをしていたとして、市民グループが6月2日、常習賭博の疑いで東京地方検察庁に告発状を提出した。黒川前検事長はこの問題で訓告の処分を受けて、5月22日に辞職したが、市民側は「厳正な捜査対象とすべき」と主張している。

告発状によると、黒川前検事長は、緊急事態宣言で外出自粛中だった5月1日と13日など、少なくとも4回にわたって、産経新聞記者2人、朝日新聞社員1人とマージャンをおこなって、現金をかけた疑いがある。

告発をとりまとめた市民団体「安倍首相による検察支配を許さない実行委員会」(藤田高景代表)によると、告発人は75人。一橋大学名誉教授の田中宏氏、国際基督教大学元教授の稲正樹氏、ジャーナリストの高野孟氏、経済学者の植草一秀氏などが名前を連ねた。

告発状提出後、同委員会は東京・霞が関の司法記者クラブで会見を開いた。

会見に出席した田中宏氏は「検察が立件しないのは素朴な疑問だ」「検察が信頼回復するかどうかは、この告発状をどう処理するかにかかっている」と訴えた。稲正樹氏は「最大の問題は、検察法改正の最中に、検察の要職にあった人物が、報道機関の人物と賭け麻雀に興じていたことだ」と指摘した。

弁護団の大口昭彦弁護士は「(黒川前検事長は)『三密』そのものである麻雀をわざわざやっていた。常習性が現れているといえる」「非違行為をおかした黒川氏は訓告処分に終わり、主権者の神経を逆なでている。このような事態は放置されてはいけない」と述べた。

同委員会によると、全国から告発人の申込みが続いているため、近日中に告発人の追加申請をおこなう予定という。

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