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京大、「立て看板」騒動で被害届提出へ「保管場所に不法侵入、フェンス破損された」
5月14日深夜、京大で撤去・保管されていた「立て看板」をめぐり、警察が出動していた

京大、「立て看板」騒動で被害届提出へ「保管場所に不法侵入、フェンス破損された」

京都大学は5月15日、身元不明の3人が14日深夜、撤去していた「立て看板」の保管場所に不法侵入して、持ち出そうとしていたとして、被害届を提出する方針を固めた。京大広報は、弁護士ドットコムニュースの取材に「準備ができ次第、すみやかに被害届を提出する」としている。

京大によると、5月14日午後11時過ぎ、大学構内に設置した「立て看板」保管場所のフェンスが破損されていることを確認した。さらに、フードや布で顔を隠した身元不明の3人が、保管場所に侵入して、立て看板を持ち出そうとしていたという。大学側は110番通報した。

ところが、身元不明の3人は、警察が到着し捜索をはじめるころには、すでに姿を消していたという。京大は、公式ホームページ上で「フェンス破壊及び保管場所への侵入・立看板の持ち出しという犯罪行為を看過できない」としている。

京大吉田キャンパス周辺の「立て看板」は、名物として長年親しまれていたが、市から条例違反であるという行政指導を受けた大学側は昨年12月、立て看板に関するルールを制定。大学側は5月13日、吉田キャンパス周辺の「立て看板」約50枚を撤去した。

京大によると、別のグループにより、撤去・保管されていた立て看板の一部が持ち出されており、5月15日には学内外に18枚がふたたび設置されている。こちらについても、厳正な対処を検討しているとしている。立て看板の撤去をめぐっては、一部の学生や職員から反発が出ている。

(弁護士ドットコムニュース)

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