借金・債務整理の解決事例

ブラックリストや信用情報について質問しても明確に答えてくれない、挙句の果てには逆切れする弁護士に失望。任意整理も破産も自分はどちらもできない!(個人事業主の民事再生)【弁護士事務所案件】

 男性
この事例の依頼主 男性

相談前の状況 ようやく、個人再生の依頼の手続きが終わり、先日、弁護士事務所の方から、費用を書いた請求書と月々の積立額、そして、いつまでに支払えばよいかと、振込先の口座を書いた「積み立て実行表」という書面が送られてきました。

この積み立て実行表によると、2週間に一度の積み立てで、全部で半年で完済するというものでした。ただ、よくよく考えると、この2週間に1度というのは忘れがちになるので、シンプルに毎月1回のお振込みで構わないですか?と聞いてみました。

そうしましたら、

「別に、うちは最終的に6カ月以内に積みあがればいいんですけど、2回分を1回に支払うって大丈夫ですか?」

「よく、最後にまとめて支払うとか言う人いらっしゃるんですけど、結局、払えなくなっちゃうんですよね。」

「お宅がやろうとしている手続きは個人再生ですから、支払いの習慣をつけた方がいいと思うんですけどねえ。」

などと言われてしまいました。

ただ、その方に言われるのと、弁護士さんに相談の時に言われたことが違うなあと思って再度説明しました。

「いや、弁護士さんとの面談の時には、『私が個人事業で売り上げが入る収入のタイミングが毎月10日と25日にあるんで、その都度ごとに支払いしましょうか?』って最初言ったんですよ。そしたら、弁護士さんから、『個人再生の返済は1カ月に1回だから今からそのサイクルを作った方がいいじゃないですか?』って言われたんです。」

「その時は、私がでも、お金が入ったときに積み立てておかないと後で支払えなくなると困るからって言ったんですけど、たしかに、それでは個人再生の返済が始まってから逆に、そういう習慣をつけないとまずいと思ったんです。」

そう説明すると、その電話口のスタッフの方は腑に落ちない感じで、

「でも、そうすると、またこの『積み立て実行表』を修正してお送りすることになるので、時間がかかりますよ。」

って言うので、

「別に修正までしなくても、もともと、10日と25日に支払う金額を合わせて25日に支払うので、それで大丈夫ですよ。」

と答えると、

「ちょっと、弁護士に変わりますね。」

とスタッフの方から弁護士に変わってしまいました。

しかし、面談の時とは別の弁護士だったので、改めて経緯を説明すると、

「まあ、どっちでもいいですよ。とにかく半年以内でお願いします。」

という事でした。

それで、ついでに、

「個人再生を始めるとブラックリストになって信用情報が傷つくから、カードやローンがダメになるっていうことでしたが、何年すれば大丈夫なんでしょうか?」

と聞きました。

「大体、5年から7年って言われてますよ。」

と言うので、

「5年から7年するとブラックリストから消えるんですか?5年と7年の差は何になるんでしょうか?」

とお伺いすると、

「そんなのどっちでも良くないですか。」

と適当なので、

「5年か7年の差は大きいですよね?そもそも、ブラックリストにはいつ載るんですか?いつからカウントされて、いつ消えるんでしょうか?」

と突っ込んでみると、

「あのう。よく勘違いする方いるんですが、ブラックリストってリストはないんです。信用情報機関というのがあって・・・。」

と知っている話に戻っていくので、

「それは知ってます。それで、何月何日から始まって、そこから何年で消えるのかと・・・」

と補足しようとしたら、

「借金返済できなくなったくせにカードだ、ローンだっておかしいでしょ?反省しているの?」

とキレられてしましました。

解決への流れ そこで、ほとんど依頼寸前まで来ていたのですが、ちょっと不安になって、再度、別の事務所に相談してみることにしました。

その相談と言うのは、今のまま委任契約を進めてよいかというものでした。

「うーん。それは何とも答えずらい質問ですね。」

「正直、今、お伺いした弁護士の名前を言われても、良く知らないので、何とも言えないなあ。」

「今回は個人再生の件ですが、ほかの件でもたまにあるんですよ。『○○っていう事務所に依頼しようかと思っているんですが、ここは評判どうですか?』とか、『□□っていう先生を紹介されているんですけど、ちゃんとやってくれますかねえ?』とか。」

「今回は知らない弁護士だけど、たとえ知っている先生だとしてもね。その先生が仕事しているのを横で見ているわけでもないし、これまでどんな事件をどういう風にやってきたかも分からないから、いいとも悪いとも言えないじゃない。」

「もし、私がいいですよって、言ってそれを参考にあなたが決めて実際には良くなかったら、『全然良くないじゃないか』って思うでしょ?それに、『良くないですよ』っ手言ったらなんか悪口言ってるみたいになるし、ちょっと難しいな。」

と言われて、それもそうだと思いました。

それで、個人再生の支払方法について尋ねると、

「たしかに、月2回か月1回かは事務所側からすればどちらでもよいです、ってなるでしょうね。」

「今まで、月2回って言うのはあまり例がないけどね。」

「なので、本当に依頼者の方の都合がよろしければそれでいいです。」

「ただ、半年間だと1カ月の積立額が約10万円だけど、本当にできるんですか?」

と聞かれて、

「でも半年じゃないとダメだから、家族や知人から援助してもらうとかなんか考えてって言われちゃいました。」

「ちなみに、先生の所は分割は何か月までOKなんですか?」

と聞いてみると、

「別に、何カ月という縛りはない。しいて言うなら、依頼者の方ができる範囲で、かつ、債権者に待ってもらえる期間かな。」

と言うので、

「例えば、1年とかでも大丈夫ですか?」

と聞いてみると、

「1年なら大丈夫じゃない?」

と言われて、かなり心が揺れました。

実際、毎月10万円というのは、かなりキツいなあと思っていましたが、最初の事務所の弁護士が、

「うちは半年猶予しますが、これ以上猶予してくれるところはないと思いますよ。」

と言ったので、そういうものかと思っていたのです。

それと、ブラックリストについて聞いてみましたところ、ズバリ、

「信用情報機関というのは3つあるんですけど、個人再生の場合には、開始決定の日からJICCには5年、全銀協には10年、もう一つのCICには載らないけど、もう延滞しているのであればその延滞情報は掲載される。」

「なので、銀行系のローンやクレジットは10年、それ以外なら5年と考えてください。」

と即答でした。

「5年から7年と言われたんですけど。」

と聞いてみると、

「それは間違いか勘違い。なんか根拠あるの?」

と言われました。

やはり、あの弁護士は自分が分からないのを誤魔化して、しかも、私に対して、「借金返済できなくなったくせにカードだ、ローンだっておかしいでしょ?反省しているの?」などと暴言を吐き、怒りがふつふつと込みあげてきました。

「あのう、今から先生の所にお願いするというのは可能でしょうか?」

と聞いたところ、

「もちろん可能ですが、逆に、大丈夫ですか?」

と心配されました。



小澤 和彦 弁護士 小澤 和彦 弁護士からのコメント 結局、この相談者の方は、最初に弁護士事務所に依頼しないという事を告げて、当事務所にご依頼になりました。

費用も10万円ほど安くなったそうです。

それで、例の5年~7年の根拠は聞いたのかと尋ねてみたのですが、「やはり依頼するのは見合わせたいと言ったら、厄介払いでもするような感じで、さっさとキャンセルの手続きをされてしまいました。」とまた怒ってました。

細かく突っ込まれて、怖かったのか、嫌になったのか、どちらかでしょう。

まあ、そういう事務所は無理して合わせても、後々、またトラブルになる可能性もあるので、依頼しないことにしてお互い良かったのではないでしょうか。

ちなみに、この方は、デザイン系のフリーランサー・個人事業主でしたので、小規模個人再生で手続きは進めさせていただきました。

当事務所から見れば、非常にきちんと書類等もご準備される方で、喧嘩になるような要素は全く見当たりませんでしたが、相性なのでしょうか。

それから、個人再生をする場合の信用情報については、本当におかしなことを言う専門家もいるので気を付けてください。

補足しておくと次のようになります。

◆信用情報機関の種類
・株式会社日本信用情報機構(JICC)
【加盟会員の業態】
消費者金融会社、流通系・銀行系・メーカー系クレジット会社、信販会社、金融機関、保証会社、リース会社など

・株式会社シー・アイ・シー(CIC)
【加盟会員の業態】
割賦販売や消費者ローン等のクレジット事業を営む企業

・全国銀行個人信用情報センター
【加盟会員の業態】
銀行、信用金庫、信用組合、政府系金融機関、保証会社

◆期間
・株式会社日本信用情報機構(JICC)・・・開始決定から5年

・全国銀行個人信用情報センター・・・開始決定から10年

(解説)
よく、クレジットカードやローンは何年すれば大丈夫なんでしょうか?というご質問がなされますが、聞き方がちょっとあいまいですね。

私は、○○というクレジットカードを将来、作ろうと思うのですが、何年経ったらつくれますでしょうか?

これなら、答えやすいです。

そのクレジットカード会社がその信用情報機関に登録されているのかを調べて、

JICCなら5年後

全銀協なら10年後

となります。

では、そのクレジットカード会社がCICに加盟している企業だったらどうでしょうか?

CICの場合には、個人再生によって法的整理を行うことを登録する箇所がありません。

ですので、そのクレジットカード会社がCICに加盟している企業だったら、信用情報を照会しても、CICの信用情報上、何もブラックリストになっていないので、カードは作れる、とそういうことになります。

しかし、個人再生についてはそうですが、個人再生をする前にすでに支払いを延滞している場合には、延滞情報としてその事実が登録されます(契約期間中および
契約終了後5年以内)。
また、多くの金融機関がCICとJICCの双方に加盟しております。

さらに、クレジットカードの与信審査は、ブラックリストに載ってさえいなければ通るというものではありません。

当然ながら、申し込み時点での収入状況等も加味されますし、急激にカードの枚数を複数申し込むなどと言うのもマイナス点なので、必ずしも、ブラックリストに載ってさえいなければカードが作れる、ローンが組めるというものではないので、そこは誤解しないで頂きたく思います。

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