借金・債務整理の解決事例
  • 自己破産

(その1)ギャンブル、浪費、無謀な貸付、全部やりました。厳しい自己破産手続き。散々あがいた挙句、ようやくたどり着いた免責【事務所法人案件】

 女性
この事例の依頼主 女性

相談前の状況 〈借金を抱えるに至った経緯〉

実は、私は、こちらの事務所にお世話になる前に、別の弁護士の先生、司法書士の先生にもお世話になっているのです。

さすがに、ここまで、いろんな所を回っているのは私だけではないかと思います。

実家は東京ではないのですが、そこから、一度、東京に出て、また地元に戻るということをしております。

東京に出たのは、単に好奇心からなのですが、そこで、営業事務の仕事をしておりました。

実は、すごい会社の業績はよくて、社長もまだお若かったのに、高級外車を何台もお持ちでした。

従業員にも賞与も出るし、社員旅行も海外でした。

そして、その時に付き合っていた男性が、同じ会社の人で、彼は会社の成績もよく、社長からも気にいられていました。

彼の影響を受けてしまい、私も、だんだん生活が派手になってしまい、彼に付き合ってパチスロもやるし、よくブランドショップも出入りして、カバン、靴など、すべてブランド品でした。

ショッピングは、全部、クレジットカードを切ってやっておりましたし、パチスロも熱くなると、近くのコンビニATMでキャッシングしてお金を突っ込んだりしておりました。

それでも、またいつか、賞与がドンと出たり、彼の給与が右肩上がりになるだろうと思って、いつか返済できるようになる、と今から思えばよく分からない根拠でやりたい放題でした。

ところが、そんなにうまく続くはずはなく、会社がとある理由から業務停止になってしまいました。

それで大騒ぎになり、社員はことごとくリストラになってしまいました。

私は、しばらく失業保険をもらいながら無職を続けましたが、彼は、また別の会社に就職することになりました。

今度は、私も詳しくは分からなかったのですが、何か特殊な機器のようなものを売る仕事だということでした。

ただ、今度の会社ではなかなか苦戦していると泣きがはいっていたので、私も彼を助けるために、自分も無職なのに、キャッシングをしては、彼にお金を渡していました。

ですが、そもそも、私自身の返済もある中で、彼にお金を渡していたので、私も困ってしまい、

「いつになったら返してもらえる?」

「私もすごい困っている」

「今、お給料ってどうなっているの?」

などという話をしていたら、次第に、連絡自体がつながりにくくなってしまいました。

それで、あまりに音信不通が続くので、彼のマンションに行ってみたところ、なんと、彼はもうそこには住んでいませんでした。

家賃が支払えなくて追い出されたのかと思い、彼が勤めていると言っていた会社の電話番号に電話してみました。

ところが、驚いたことに、彼は在籍していない、と言われてしまいました。

仕事も辞めたのかと思い、いつ辞めたのかと聞いたところ、さらに驚いたのですが、一度も彼の名前で在籍した者はいない、と。

そんなことがあるはずがないと思いながら、毎日、毎日、何度も彼のケータイに電話・メール(LINE)をし続けましたが、まったく連絡なしで、LINEも既読にもなりません。

何が何だか全く分からないまま時間だけが経過したのですが、そのうち、私も返済が滞って、カード会社から逆に何度も電話を受けるようになってしまい、東京の弁護士事務所に相談に行ったのです。

たしか、ネットで検索して、上の方に名前がでていた事務所だったと思います。

解決への流れ (最初の弁護士さん相談)

そこで私はまずは、彼の居場所を探してほしいこと、および、彼からお金を取り戻したいと言ったのですが、弁護士さんからは、弁護士は探偵とは違うので、それは難しいと言われました。

それでは、私のこの借金だらけの状況はどうすればいいのかと言ったところ、

(最初の弁護士)「全部が全部、その男性のせいではないですよね?」

        「あなたにだって、パチスロやったり、ブランド品を買ったり落ち度はあるわけでしょ?」

        「そんなんじゃ、破産はできないので、任意整理にした方がいいですよ。」

        「とにかく、任意整理をした後でその男性のことはどうするか協議しましょう。」

  と言われてしまいました。

当時の借金の額が約400万円で、そのうち彼に貸したお金が150万円でしたので、その弁護士さんが言うのにはまず、400万全額について、3年払いの分割払いとする任意整理をして、月12万円を支払い、彼からもしお金が戻ってくれば、それを繰り上げ返済に使えばいいのではないかということでした。

ですが、月12万円なんて額は到底払えないし、もし彼からお金が戻ってこなかったらどうするのかを聞いたところ、

(最初の事務所)「その場合には、残念ですが、破産するしかないですね。」

        「ただ、破産もできるかどうか分からないですよ。」

  と言われてしまいました。

(私)「そんな、分割払いもできないし、破産もできるかどうか分からないのなら、私はどうしたらいいのですか?」

  と聞いたら、逆に、

(最初の事務所)「じゃあ、あなたは私たちにどうしてもらいたいのか言ってください。」

  と言われてしまいました。

それで、こちらの事務所の方たちとやりとりしても、どうにも先が見えないので、そちらには依頼はしないことを伝えました。

そうこうしているうちに、失業保険も切れるし、借金の返済もできなくなりし、家賃も支払えなくなりそうなので、実家に帰ることにしました。

(二番目の司法書士さん)
そして、次は、東京の司法書士の事務所に相談してみました。

そうしましたところ、

(二番目の司法書士さん)「弁護士さんはプライドが高いから、そういうことって多いんですよ。」

            「うちは顧客目線で考えているんで、ご安心ください。」

と言われて、ホッとして涙が出てしまいました。

そして、司法書士さんの作戦としては、彼に貸したお金については、破産が終わった後にゆっくりと取り戻せばいいということでした。

そこで、自己破産の申し立てをしていただくことになりました。

いろいろ準備する書類とかもありましたが、そちらのスタッフの方が優しく教えてくれたので、滞りなく準備することができ、破産の申し立てをしていただきました。

ところが、その司法書士事務所から連絡があり、

(二番目の司法書士さん)「すいませんけど、今週中に30万円ご用意いただけますか?」

  と言われてしまい、そんな大金を急に用意できるはずもないので、どうしてかと聞くと、どうも私の浪費の経歴が問題になってしまい、破産管財人が必要となるのだけど、破産管財人がつく場合には30万円が必要だということ。

「どうして、事前に言ってくれなかったの!」

「私の経歴は話してありましたので、プロならこうなることは予測できたはずですよね?」

「30万円を用意できなかったらどうなるんですか?」

と聞くと、破産は却下されてしまうとのことでした。

小澤 和彦 弁護士 小澤 和彦 弁護士からのコメント ただ、30万円を用意できないものは用意できないので、結局、自主的に取り下げるように裁判所から言われたとのことで、結局、取り下げることになりました。

そして、また、司法書士から、30万円を毎月、積み立ててほしいと言われたのですが、破産管財人とかの話を全くされていなかったので、改めて、説明を求めたところ、その司法書士からは、

「150万円を彼に貸していることも問題視されている。」

「破産が終わった後に回収するなんてことはできない。」

とまた相談者を混乱させるようなことを言ったそうです。

(司法書士は、貸付金について何も対応していなかったようです。)

そこで、依頼者の方は、ちょっと信用できないので、費用を返してほしいと言うと、

「一応、申し立て自体はしたので」

と言われました。

しかし、事前になんの説明もなく、ただやみくもに申し立てだけされても納得できない旨を伝えると、渋々と言った感じですが、積み立てた35万円のうち、5万円が差し引かれて返金してもらえたそうです。

依頼者の方も、疲れ切ってしまったそうですが、これで最後にしようと思い、それこそインターネットで真剣に調べたとのこと。

そして、自分と似たような事例があったので、電話をされてきたそうです。

依頼者の方は、

「インターネットの事例を見ました。」

「この事例を担当された弁護士さんは誰ですか?」

「まさにこの事例を担当された弁護士さんを依頼することできますか?」

「図々しいようですが、もはや背に腹は代えられないところまで来ている」

と圧が凄かったので、通常は、こういうのっけからの指名というのはないのですが、お受けすることにしました。

こちらからご連絡を差し上げて、

「最初の面談はもちろん私が担当しますが、その後の手続きは自分一人では手が回らないので、複数で対応させてもらう形でもよろしいでしょうか?」

「何かあれば、私の携帯もメールも教えますし、ただ、そもそも、ご依頼されるかどうかは面談してからお決めになってからでもよいのでは?」

と言うと、笑いながら、

「それもそうですね。」

とおっしゃり、後日、面談させていただきました。

「そもそも、浪費とかギャンブルがある時点でまずは管財になります。」

「通常は、浪費やギャンブルは免責調査型と言って、免責してもよいかどうかを慎重に判断するために管財人がつけられるのですが、その場合には管財費用、要は、管財人の報酬分がかかるのです。」

「何をおっしゃりたいかは分かります。」

「管財人つけるかどうかを決められて、しかも、その管財人弁護士の代金をこちらに払わせるのかって思いますよね。」

「でも、制度の仕組み上、そうなっているのです。しかも、管財人も、管財報酬をお支払いいただきありがとうございますなんてお礼の一つも言わないですから、まあ、納得いかないとは思うんですが、ご理解くださいとしか言いようがないんです。」

「まあ、むしろ、ありがとうございますどころか、その逆で、自分が代官になったつもりの態度で臨んでくる破産管財人もいますから、予め言っておきますが、そちらもそういうものだと思って耐えてくださいね。」

  ⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒(その2)に続く。

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